紛争の戦略 の商品レビュー
http://www.amazon.com/Strategy-Conflict-Thomas-C-Schelling/dp/0674840313/
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ノーベル経済学賞のトーマス・シェリングの著。国際政治をゲーム理論に当てはめて、理論的にどう交渉ごとを勝ち進めるかということを説明しているが、なんとも難しい本でした。ちょっと油断するとわけ分からなくなるのでまあ疲れましたww
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- ネタバレ
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んー。ゲーム理論アレルギーを認識。「戦略」という言葉にしみついてしまった悪すぎるイメージを払拭したい。何かこう、四角い世界に閉じ込められていく感じですごく苦しい。 こうすれば勝てるということを知るのはすごく大事だけど、こうしなければ負けるという世の中において生きていることが既に損得では-5000ぐらいな感じがする。これが紛争に参加しない「無関心層」が増えている理由の一つかも知れない。 難しいな。。。。もっと無味乾燥で技術的な改善策はないものか。
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ゲーム理論による紛争理解の入門的概説書。古典的名著らしい。 特にこれと言って、感銘をうけた部分はない。記憶にも特段残らなかった。
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3章の「フォーカルポイント」と「傑出性」 についての洞察がきらりと光る1冊です。 同概念は、ゲーム理論に多大な影響を及ぼしています。 1960年に書かれたとは信じがたいほどの考察で Schelling大先生の慧眼に驚かされるはずです。 ・「フォーカルポイント」とは、ざっくり言う...
3章の「フォーカルポイント」と「傑出性」 についての洞察がきらりと光る1冊です。 同概念は、ゲーム理論に多大な影響を及ぼしています。 1960年に書かれたとは信じがたいほどの考察で Schelling大先生の慧眼に驚かされるはずです。 ・「フォーカルポイント」とは、ざっくり言うと 「ここでなければ、他にどこがあるのか」という、 互いに譲歩可能なぎりぎりの点です。(本書pp.75参照) ・上記概念について、Kreps[2004,邦訳pp.217]は、 MBA学生への調整ゲーム実施結果から言及します。 ・また、同概念は、以下の理解を容易にします。 「どんな妥協点を人々が受け入れるかは、 彼らが自分自身の交渉力をどう評価するかに 大きく依存している」(Sen.A[1970,邦訳pp.35]) ・「傑出性」は、pp.83〜84をご参照下さい。 同概念は、川越[2007]のサーベイにも傍証される ところと存じますので、併せてご参照下さい。 「物語的に」よむのがおすすめです。 1文が長いので、斜め読み向きではありません。 非常に丁寧な翻訳のおかげで、 「きわめて精密でしかも機知に富む」原文 の雰囲気を味わうことができる良書である ということを付け加えさせていただきます。
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