アジア世界のことばと文化 の商品レビュー
アジアのいくつかの国や地域についての専門家が、言語と文化について紹介してくれる1冊。かなり自由な編集方針のようで、各章の構成や重きを置く箇所は執筆者次第というような感じです。 アジア全体の言語と文化について、ざっくり学ぶことができる本でした。モンゴル、韓国、中国、香港、台湾、ベト...
アジアのいくつかの国や地域についての専門家が、言語と文化について紹介してくれる1冊。かなり自由な編集方針のようで、各章の構成や重きを置く箇所は執筆者次第というような感じです。 アジア全体の言語と文化について、ざっくり学ぶことができる本でした。モンゴル、韓国、中国、香港、台湾、ベトナム、カンボジア、タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、インドが主にピックアップされています。 15年前の本なので、最新状況をまた知りたいな・そんな1冊があればいいな(あるのかもしれませんが)と思いました。 個人的には、佐藤巨巨呂氏(大学書林国際語学アカデミー)の「学びやすいアジアの言語」の章が興味深かったです。大学書林国際語学アカデミーで言語によってある段階までの修得時間数が明らかに違うというデータの話や、日本人とアメリカ人で学びやすい言語(=比較的短時間で修得できる)が異なってくるというデータの話がありました。当人のモチベーションや語学学習への親和性ということももちろんあると思うのですが、客観的な数字として「学びやすさ」が出て来る、というのは面白いなと思いました。
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まさかベトナム語も中国語から生まれたのが、表示は日本語のローマ字だった。そして今日世界の言語で朝鮮語のハングル教えてもらった、組み合わせたら不思議だけど、漢字無用論を読んだら、悲しいしか思えない。漢字の美しさはただの発音記号では表せないものだから。
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