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日本の数学 西洋の数学 の商品レビュー

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2011/03/31
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[ 内容 ] 「和算は専門ではないが必要ならそのうち紹介したい。 そしてわれわれには見えぬ和算の側面を教えていただきたい」「そのお礼に、できればヨーロッパ数学の中で、みなさんに見えぬ側面を教えてさしあげたい。 いずれにしても、自分の背中は見えぬものだから」パリでの学会発表における著者の結びのスピーチはたいそう受けたという。 本書では二つの数学を歴史的にたどりつつ、円周率などをめぐる関孝和、建部賢弘、オイラー、ウォリスなどの原典を読み解き、そこに思想的文化的基盤の差異を洞察する。 と同時に、洋の東西を問わない発見の喜びも透かし見えてくる。 学問としての比較数学史をめざした定評の書。 [ 目次 ] 1章 課題と展望(数学の何をどう比べるか 円周率をめぐる歴史の概要 ほか) 2章 西洋数学の源流(『原論』以前のギリシア数学 ユークリッドの『原論』 ほか) 3章 和算の形成とその性格(平安時代までの日本の数学 和算の源流―シナ数学の伝統 ほか) 4章 近世ヨーロッパの数学(西洋中世の意義―西洋近世数学の思想的背景 記号代数学への道 ほか) 5章 比較数学史について [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ