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まど・みちお詩集 の商品レビュー

4.3

14件のお客様レビュー

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誰でも知っている童謡…

誰でも知っている童謡「ぞうさん」の作者です。彼の優しいまなざしは、動物や、虫、植物、自然、あらゆるところに注がれています。

文庫OFF

2023/05/18

同郷の童謡詩人にこれほど感性の優れた人がいるとは知らなかった。金子みすゞに優るとも劣らないだろう。 好きな作品に とんぼの はねは ミズスマシ さかな チョウチョウ コオロギが びわ スミレ ブドウのつゆ レンゲソウ 喜んでいるのだろう おばけなら いうだろ きこえてくる どう...

同郷の童謡詩人にこれほど感性の優れた人がいるとは知らなかった。金子みすゞに優るとも劣らないだろう。 好きな作品に とんぼの はねは ミズスマシ さかな チョウチョウ コオロギが びわ スミレ ブドウのつゆ レンゲソウ 喜んでいるのだろう おばけなら いうだろ きこえてくる どうしていつも などがある。何れも心のホコホコする秀作だ。

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2022/03/12

連想するのは、宇宙、悠久・・・。 感じるのは、 自分を映しているカメラが引いていって、地球もゾウも僕も空中に浮かんでいる埃の一つも同じ、「そこに存在するもの」、「同じ価値を持つもの」として捉えているまどさんの目線。 詩を自分から読むのは初めて。 僕が感動し共感する、あまたの...

連想するのは、宇宙、悠久・・・。 感じるのは、 自分を映しているカメラが引いていって、地球もゾウも僕も空中に浮かんでいる埃の一つも同じ、「そこに存在するもの」、「同じ価値を持つもの」として捉えているまどさんの目線。 詩を自分から読むのは初めて。 僕が感動し共感する、あまたの小説やエッセイには及ばないけれども、これから先、ふと読み返したくなるときが度々訪れる・・・そんな予感をさせる、まどさんの詩の数々でした。 高評価とレビューで、僕にまどみちおさんに出会うきっかけを作ってくれたフォロワーさん、ありがとうございます。 声に出して朗読するのがいい気がします。 恥ずかしいから人前ではやらないけど。

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2021/07/31

まど・みちおさんの詩が、好きで好きでたまらない。読んでいるうちに、その、優しさ、新しい繊細さに、じんわり涙が、滲んでくる。ハッとする視点。愛があふれている。優しい気持ちで、いっぱいになる。 図書館で、借りてきたのだが、手元に置きたいので、購入しようと思う。好きな詩だらけで、本が付...

まど・みちおさんの詩が、好きで好きでたまらない。読んでいるうちに、その、優しさ、新しい繊細さに、じんわり涙が、滲んでくる。ハッとする視点。愛があふれている。優しい気持ちで、いっぱいになる。 図書館で、借りてきたのだが、手元に置きたいので、購入しようと思う。好きな詩だらけで、本が付箋だらけになってしまった。 好きな詩を幾つか、上げます、、、  ナメクジ ナメクジのことを おばあちゃんは ナメクジラと いうけれど… なるほど ぎんの波 ひとすじ うしろに ひいて 口笛の ふんすい ふきあげながら すべっている クジラのように どうどうと… それは ほんとうは こんな きたならしい くさりかけた コケのうえではなくて かみさまの はてしなく まぶしい 宇宙の きょうの日記のうえを すべっている ところだからなのか! ぼくたち すべての生き物とならんで きらめく星のかなたを めざし…  アリ なにげなく つまみあげた瞬間にだ 巨人 ぼくが そのアリに かみ切られたのは 右手 おやゆびの先を 〇・〇〇〇〇〇一ミリ いや ごうまんぶれいな鼻柱を ねこそぎに! 鼻のあとを おさえながら ぼくは とおくの方から 聞きほれていた その小さな 英雄の生命(いのち)と ぼくの生命と 生命どうしが 天の下で すみとおる音叉のように 共鳴しているのを  ことり そらの しずく? うたの つぼみ? 目でなら さわっても いい?  チョウチョウ こころなら こんなに きれいなの… そう いって でてくるのかしら もじゃもじゃけむしから いつも チョウチョウは  かがみ かがみを 見た のではなかった うつっている青空を 見たのだ とんでいって ぶつかり おっこちた とき はじめて かがみを見たのだ どんなに ふかい海だったろう しずむように しずかに 死んでいった スズメには 大そうじの 家の 庭先に でていた かがみが  つまようじ どこにそだった どんな木の どんな部分だったのだろう と遠い目をして見つめても かえってくるのは もっとずうっと遠いまなざし… たどりついているのだ! もう いまは… この世のぜんぶの生き物が そこへと かえっていく ふるさとに… そして すごしているのだ ほんとの自分にもどれて ゆうゆう のうのうと… はてしない 星のじかんを 星の思いのままに はてしなく  どうしていつも 太陽 月 星 そして 雨 風 虹 やまびこ ああ 一ばん ふるいものばかりが どうして いつも こんなに 一ばん あたらしいのだろう 、、、ああ、まだまだご紹介したいのですが、書ききれません!まど・みちお詩集、おすすめします!   

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2021/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

根底に優しさが溢れていて、感動します。 まどさんのものの見方は、 とても愛がこもっていて、 しかも新しさがある。 考えたこともなかった発想が、 本書にはたくさんありました。

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2016/06/28

「やぎさんゆうびん」、「ぞうさん」、「ふしぎなポケット」などの童謡でも有名な まど・みちおさんの詩集。 小さいもの達への優しい眼差しが感じられる詩集でした。

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2016/04/29

「リンゴ」「はっぱ」「昼しずか」「ねむり」「いくらなんでも」「かいだん」がすき。 「ドクダミ」「けしき」がとくにすき。

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2014/01/22

図書館にて。 まどさんの作った歌詞は動揺として、詩は教科書として、子どもの頃に何気にふれあっていた気がしますが、ふと本を見て懐かしくなって借りました。 読む、というよりも感じる文庫だと思いました。 懐かしかったり、なんだか昔の感情を思い出して泣けて来たり。 たまに怖い何かを感じた...

図書館にて。 まどさんの作った歌詞は動揺として、詩は教科書として、子どもの頃に何気にふれあっていた気がしますが、ふと本を見て懐かしくなって借りました。 読む、というよりも感じる文庫だと思いました。 懐かしかったり、なんだか昔の感情を思い出して泣けて来たり。 たまに怖い何かを感じたり、優しい何かを感じたりと、詩、とは凄い力があるのだと改めて知った一冊です。

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2021/03/06

身の回りのいきものや食べものがいっそう愛しく思える詩、未来の地球を思いやる厳しいまなざしの詩など。 誰かと読みたくなるあたたかさがあると思います。

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2013/01/20

備忘録として。 ◇コオロギをてにすくいたい ◇こころなら こんなにきれいなの チョウチョウ ※自然は美しいという言葉を知らないのに ◇ビワはだっこしあってうれている ◇リンゴ あることとないことが まぶしいようにぴったりだ ◇レンゲソウとなづけた むかしの人が ◇生きて 限りなく...

備忘録として。 ◇コオロギをてにすくいたい ◇こころなら こんなにきれいなの チョウチョウ ※自然は美しいという言葉を知らないのに ◇ビワはだっこしあってうれている ◇リンゴ あることとないことが まぶしいようにぴったりだ ◇レンゲソウとなづけた むかしの人が ◇生きて 限りなく他の人でない自分である ◇ああ うちゅうが ぼくをみている ◇つきのひかりに さわれていれる ◇にじ にじ にじママ あのちょうどしたにすわって あかちゃんにおっぱいあげて ◇いちばん古いものばかりが こんなにいちばんあたらしい

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