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死体入門! の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2014/10/12

[ 内容 ] 100年後、今日出会った人はほぼ全員死んでいる。 本書を手にしているあなたも例外ではない。 誰もが必ず死ぬ。 しかし、私たちは死について、どれだけのことを知っているのだろう? 死ぬとはどういうことか? 人は死んだらどうなるか? ミイラや永久死体は、どうやって作られる...

[ 内容 ] 100年後、今日出会った人はほぼ全員死んでいる。 本書を手にしているあなたも例外ではない。 誰もが必ず死ぬ。 しかし、私たちは死について、どれだけのことを知っているのだろう? 死ぬとはどういうことか? 人は死んだらどうなるか? ミイラや永久死体は、どうやって作られるのか? 死とそれに関する研究を知ることによって、生きるということを見つめ直す。 [ 目次 ] 第1章 死体とはなにか(死体は人を惹きつける;魂の重さはスプーン1杯分? ほか) 第2章 人が死ぬというこう(死体を見つめた『九相詩絵巻』;死ぬと血流が止まる ほか) 第3章 ミイラに込めた願い(永久なる死体とは;日本最古のミイラ ほか) 第4章 死体をとりまく世界(死体に出会ったらどうすればよいか;死体を見ないようにする方法 ほか) 第5章 死体の利用法(死体を扱う学者とは?;死体が面白いから ほか) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

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2014/09/18

世界の人口は66億以上。世の中には死体があふれていてもおかしくないはずなのにまず目にしない不思議。法医学者である著者が死体とは・死体の利用法・死体を見ない方法など色々教えてくれます。

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2013/06/10

一番気に入った表現は「からだは愛好品であり、カスタマイズ可能」って表現。20才以下の人の死体からわかることはほとんどないっていうのは面白いですね。 とりいそぎ感想はここまで。あとで書き足す

Posted byブクログ

2019/10/15

人の死後を身体的側面から語った希有な一冊。死体の腐り方やミイラの作り方、死体を解剖・研究することの意義、法医学や自然人類学の実情など、およそ一般人には知りえない(しかし本来身近なはずの)知識、情報がユーモアラスに語られている。めちゃくちゃおもしろい。 以下、個人的に特に印象に残っ...

人の死後を身体的側面から語った希有な一冊。死体の腐り方やミイラの作り方、死体を解剖・研究することの意義、法医学や自然人類学の実情など、およそ一般人には知りえない(しかし本来身近なはずの)知識、情報がユーモアラスに語られている。めちゃくちゃおもしろい。 以下、個人的に特に印象に残ったところ。 ・青酸カリの匂いと似ているのは、炒ったアーモンドの種の香ばしい匂いではなく、「実」の匂い。 ・かつお節にしょうゆをかけて腐らせたところに牛乳を注ぎ、室温で1ヶ月放置すると、死臭に近い臭いがするかもしれない。 ・ハエは死後10分程度から集まり始める。 ・繁殖を妨げるものがなければ、一対のイエバエから生まれる子孫はひと夏で1垓9千百京。 ・人口ミイラは環太平洋地域に多く、ユーラシア大陸ではほとんど見つかっていない。 ・死体がミイラ化するには乾燥が不可欠。世界中でもっともミイラができにくい環境の日本で、5日に1件ミイラが発見されている。満足に食事を行えず低栄養状態で死んだホームレスか、それとも独居老人だろうか。いずれにせよ決して少ない数字ではない。

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2011/06/18

文字通り、死体に関する入門書である。 人体が「遺体」となったらどのような経過を辿るのか、ミイラとは何か、死体と法律、死体と法医学等がわかりやすく平易に紹介されている。 内容が内容だけに、生理的に受け付けない人がいそうな絵や写真もあり、誰にでもお勧めとは言えないが、基本的には真面目...

文字通り、死体に関する入門書である。 人体が「遺体」となったらどのような経過を辿るのか、ミイラとは何か、死体と法律、死体と法医学等がわかりやすく平易に紹介されている。 内容が内容だけに、生理的に受け付けない人がいそうな絵や写真もあり、誰にでもお勧めとは言えないが、基本的には真面目な本である。それだけに、個人的にはタイトルの「!」はふざけた印象を与えかねないので取った方がよいと思う。シリーズもので、他のものも「!」が付いているのでそういう方針なのかもしれないが。 口絵の『九相詩絵巻』が圧巻(相当強烈なので、グロテスクなものが苦手な人は見ない方がよいと思います)。遺体の経過を克明に写し取った絵だが、この絵が描かれたのは鎌倉時代という。モデルには事欠かなかったということか。『今昔物語』に、愛妾が亡くなり、朽ちていくのを目の当たりにして出家を決意したお坊さんの話があったと記憶するが、平安時代もまた、現代とは比べものにならないほど、遺体と接する機会が多かったのだろう。 死の経緯を追っていくと、死というものが「瞬間」ではなく「経過」なのだという感を強くする。脳死問題ともつながる観点だろう。 テネシー大学のボディ・ファームの話、蹲踞が習慣である人に出来る蹲踞面の話など、法医学に関する話も興味深い。断片的なのが残念。 著者は肩書きが「法医学者」とあるだけで、経歴が書かれていないのだが、監察医、なのだろうか? 学者然とした人物より、実学重視のざっくばらんな人柄の人と予想する。 *以前、確か法医昆虫学の本を読んだのだが。本書の巻末参考文献に出ている『死体につく虫が犯人を告げる』、かなぁ・・・?  記録を残しておくんだった・・・。

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2011/05/23

この本を読んだことで、漠然としたまま死や死体について考えるよりも、数倍現実味を帯びて、そうしたことを受け入れられるようになった気がする。 気持ち悪いとか怖いという偏見が薄れ、不思議と冷静に死を見つめている自分がいる。 法医学者のしっかりとした知識に基づいて、死後の現実について学ぶ...

この本を読んだことで、漠然としたまま死や死体について考えるよりも、数倍現実味を帯びて、そうしたことを受け入れられるようになった気がする。 気持ち悪いとか怖いという偏見が薄れ、不思議と冷静に死を見つめている自分がいる。 法医学者のしっかりとした知識に基づいて、死後の現実について学ぶ安心感は、ヘタな宗教よりよっぽど効果がありそう。 一見すると、腐敗だ毒殺だ死体農場だと、不穏な響きが多いようだが、極めて正常で自然な中から出てくる単語である。 死を科学や社会の面からバランス良く見つめられる本。

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2010/10/17

大学時代に卒論のために購入した本。 後半を読み残していたため、改めて読む。 死体について様々な観点から書かれた本。 本当なのか、冗談なのかというものも多い。 本文よりも後書きに一番グッときた。 おいらは死体よりも骨のほうに興味があるのだが、 主に骨の研究をしているのは(自然)...

大学時代に卒論のために購入した本。 後半を読み残していたため、改めて読む。 死体について様々な観点から書かれた本。 本当なのか、冗談なのかというものも多い。 本文よりも後書きに一番グッときた。 おいらは死体よりも骨のほうに興味があるのだが、 主に骨の研究をしているのは(自然)人類学(理学部)らしい。 アメリカの刑事ドラマ「BONES」で有名なように法医人類学という分野もある。 日本ではほとんど認知されていない。 機会があったら人類学の講義を受けてみたい。 死体を扱う人たちの学会にも行ってみたい。 【行ってみたい場所】 ・ミイラ博物館(メキシコシティ、グアナファト) ・サンタ・マリア・デッラ・コンチェツィオーネ(イタリア、ローマ) ・カタコンベ(イタリア、シシリア島、パレルモ)

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2009/10/04

この本勉強になるo(^o^)o 人間は最終的に誰もが絶対に「死」という場所にいきつくんだから 「死」について学ぶことってとっても大切なことだと思うo(^o^)o

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2009/10/04

死体は面白い。それは事実なのです。 ミイラは興味の対象外なので、まあ、そこはそれ程でも。 献体の保管方法が詳しく書かれていてものすごい満足感! 大学の時に「俺の友達は死体洗いのバイトをしてた」とのたまった同級生がいたな。 馬鹿すぎて唖然としたわ。 08.09.14

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