黄金色に輝く龍 天空にかけ昇る の商品レビュー
ベトナム二千年の通史で、歴史書と旅行記を合わせたような本ですw 著者はベトナムに四年間駐在した経験を持つビジネスマンで、歴史家ではないので資料は全て既存の書物からですが、ベトナムの歴史を要領よくまとめてあります。 巻頭には各遺跡のカラー写真が掲載され、本文と対応しているので視覚的...
ベトナム二千年の通史で、歴史書と旅行記を合わせたような本ですw 著者はベトナムに四年間駐在した経験を持つビジネスマンで、歴史家ではないので資料は全て既存の書物からですが、ベトナムの歴史を要領よくまとめてあります。 巻頭には各遺跡のカラー写真が掲載され、本文と対応しているので視覚的にも楽しめます。 タイトルはベトナムでは誰もが知っている伝説で、昇龍(タンロン、現ハノイ)に都を定めた故事から。 古代の中国による支配と抵抗、10世紀の独立達成、その後の中国の侵略に対する防衛や、逆に南のチャンパーへの侵略、諸王朝の変遷と、各時代の英雄たちの活躍が描かれています。 近代の阮朝およびフランス植民地時代が簡単に済まされていますが、他の書物ではこの時代に重点が置かれているので、むしろそれ以前の時代を学ぶにはちょうど良い一冊です。 ニン、トン♪
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