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幸福の社会理論 の商品レビュー

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2011/01/31

学部の教科書のせいか、むつかしいところはなく、すいすい読める。 個人の絶対的な幸福の基準は作成しようがないだろうが、社会をデザインするにあたって、正義と善だけでなく、幸福という価値観も大切にする必要があることはよく分かった。 興味深かった記述 ・2章に出てくる市井の苦痛/...

学部の教科書のせいか、むつかしいところはなく、すいすい読める。 個人の絶対的な幸福の基準は作成しようがないだろうが、社会をデザインするにあたって、正義と善だけでなく、幸福という価値観も大切にする必要があることはよく分かった。 興味深かった記述 ・2章に出てくる市井の苦痛/不幸史観(創造的苦痛と不条理な苦痛) ・7章の幸福と相関のある要因の洗い出し(他者との関係性、人生に対する満足感) ・8章のコンドルセの多数決のパラドクスや同じくアロウとセンのパラドクス ・11章のハーバーマスの公共圏の再確認 ・12章の資産ダメージ率と総資産の散布図(5000万円の壁) ・14章「取り逃した機会」での行為主体の責任を論じる際の階層性

Posted byブクログ