妙なる畑に立ちて の商品レビュー

川口由一(著者)

2023/10/09

どう生きるか？

できるだけ、できるだけ、できるだけ、自然に任せて生きる。
病になるのが自然。ガンになるのも自然。そして、それが治るのもまた自然。

放任ではない。
これが難しい。

どのバランスで生きるか？
ガンを切除するのか、自然に治すのか。

これが人それぞれ違うのだろうけど、それを考え続けることで大事。

考え続けさせてくれることに自然農があるな、というのを改めて教えてくれた気がしました。

作物は環境に合わせて育つ。環境を見ればどう育つかわかる。そこに科学や常識や習慣などの判断を使ってもいいけど、いずれはそこから出て、自分で感じ、考えないとですね。

こうすべき、という論調で書かれているので、好き嫌いが分かれる本かなと思います。私はあまり好きじゃない。一考えと受け止めつつ、でも目指すべき方向には共感する一冊でした。
（だいぶ飛ばし読みしたので、またどこかで、丁寧に読み直したい）

あとこの本読んで、るろうに剣心の比古清十郎の台詞を思い出しました。

「春は夜桜　夏には星　秋には満月　冬には雪　それで十分酒は美味い。
　それでも不味いんなら　それは自分自身の何かが　病んでる証拠だ」

2010/11/30

高校の時の友人からの推薦書籍。
本好きな彼女の読み物に興味を持ち、自分でも購入した。
美しい装丁は、気持ちの残る。
川口さんにも、彼女のお陰でお会いすることが出来た。
ホリスティック医学協会中部支部主催の名古屋中小企業センターに於。

2010/09/12

”僕は僕のことを考え続けてきました。皆様も是非にもっともっと自分のことを考え続け思い続けてください。僕は僕の人生を考え、僕の生き方、あり方を考え続けてきました。僕は僕の人生を生き続けてきました。僕の魂のすくわれることを思い、僕の心が安まり、精神が納得し、霊魂の喜び楽しむところを選び続けてきました。僕の魂の安息、それは無始より巡り続けてきた過去の無数の魂達の安息であり、僕の人生、それはこのすべての魂たちの人生でもあります。僕の魂の救われるところ、それはこのすべての魂達の救われるところであります。”

2009/10/04

“自然農”という１ジャンルを確立した川口さんの本。今全国に学びの場があり、哲学、自然との溶け合い方、芸術感について教えている。
有機農業に比べ、認知も低いし、商業ベースにのりづらいが、考え方としては非常に影響力を持っている。“自然農”を実践して理想の行き方をしようとする若者が後を絶たない。