永久帰還装置 の商品レビュー
平行世界とかそういう話ではなく、有るから在って、無いから亡い 箱庭のオモチャではないことをボルターには理解できなかったのか 蓮角は世界にすこしだけ干渉してそして予定調和のボルターの世界を不確定なものにした 神々の戦いとはよく言ったものだ 情報局の訓練された姿は清々しい 把握できな...
平行世界とかそういう話ではなく、有るから在って、無いから亡い 箱庭のオモチャではないことをボルターには理解できなかったのか 蓮角は世界にすこしだけ干渉してそして予定調和のボルターの世界を不確定なものにした 神々の戦いとはよく言ったものだ 情報局の訓練された姿は清々しい 把握できないことも、虚数を使うかのように理解する 魂という言葉は人間にとって分かりやすい ネコを考えるときに、シュレディンガーの猫しか思い浮かばないな
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多面的な神林作品群のエッセンスがぐっと濃縮されたような作品。 神林節とロマンスの配合が絶妙だと思うので、神林作品初挑戦の人に一冊お勧めするなら(個人的には)本作を推したいです。 (読みやすさ優先なら「ライトジーンの遺産」、ハード路線なら「雪風」) 雪風と交互に読んで、神林氏はど...
多面的な神林作品群のエッセンスがぐっと濃縮されたような作品。 神林節とロマンスの配合が絶妙だと思うので、神林作品初挑戦の人に一冊お勧めするなら(個人的には)本作を推したいです。 (読みやすさ優先なら「ライトジーンの遺産」、ハード路線なら「雪風」) 雪風と交互に読んで、神林氏はどんだけロマンティストなんや…!と悶えるのも楽しいですw
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やっぱり帰るって言ったらお母さんの側ってことになるのかなぁ…? 真ん中以降からいっきに読めました。前半は世界観の説明みたいな感じ
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表紙のケイ(ですよね?)を最初男性かと思ってしまった。イケメン。でも今よく見たらちゃんと乳がある。 サヴァニン=シュレディンガーは考えたけど、ラスボスのウロボロスまでは思い至らなかったなあ
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神林長平、読むたびに思うけど・・・難しい~~。 世界の存在はかくも不安定なものなのか。 とりあえず、自分が何者であるか証明することは難しい、ということは 良く分かった。 確かに、発行された証明書自体が意味をなさない場所では、 「この証明書がありますから!」といったところで 意味...
神林長平、読むたびに思うけど・・・難しい~~。 世界の存在はかくも不安定なものなのか。 とりあえず、自分が何者であるか証明することは難しい、ということは 良く分かった。 確かに、発行された証明書自体が意味をなさない場所では、 「この証明書がありますから!」といったところで 意味はないもの。
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宇宙を自由に変える能力を持った反犯罪者と、それを追いかけてこの宇宙にやってきた刑事という設定を読んだとき、非常に魅力的なイメージだと思ったけれど、ちょっと読んでみると要するに「マトリックス」の世界である。この宇宙は、さらに高次元の存在によって作られた仮のもの、ということである。...
宇宙を自由に変える能力を持った反犯罪者と、それを追いかけてこの宇宙にやってきた刑事という設定を読んだとき、非常に魅力的なイメージだと思ったけれど、ちょっと読んでみると要するに「マトリックス」の世界である。この宇宙は、さらに高次元の存在によって作られた仮のもの、ということである。その仮のもののごく一部であるはずの人類が、規格外の存在として育っているという設定は、なんだか「マトリックス」のスミスを思わせて楽しい。まあ、あの映画とはポイントの置き方が全く異なるけどね。 ハードボイルドアクション風な文体と、ちょっとシュールなハードSF的な設定は、確かに魅力的なものである。ただ、それらの中で登場人物が動き出すと、なんだか安物の劇画のようになってしまうのはなぜだろう。こまめに支店人物が切り替わったり、思わせぶりな独白が入ったりする構成も、作者の意図ほど成功しているとは思えない。案外平板なストーリィをカバーしようとしてカバーし切れていない、とまで言うと言い過ぎだろうか。また、登場人物がなんとなく薄っぺらである感も否めない。こういう設定だからこそ、登場人物には、それこそ登場人物を超えるような自立感が必要なのだと思うけど。 もしかすると、どこぞの少年向け文庫本のパロディのような、甘ったるい表紙が一番いけないのかもしれない。タイトルの持つ、夢のようなスイートが感じ取れなくなってしまうのである。残念。 2009/6/15
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作品を自由自在に書き換えられる作家をボルターに例え、 作中の人物が主人公、ヒロイン、仲間たちによる自らの世界を守る ため・自己の帰る場所を見つけるための戦い。 ・・・そんな解説を読んで、そのように解釈するのもまた自由で面白いと思った。 「帰るために旅をしている。」あとがきより ...
作品を自由自在に書き換えられる作家をボルターに例え、 作中の人物が主人公、ヒロイン、仲間たちによる自らの世界を守る ため・自己の帰る場所を見つけるための戦い。 ・・・そんな解説を読んで、そのように解釈するのもまた自由で面白いと思った。 「帰るために旅をしている。」あとがきより 【2010/5/11読了】
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SFが大好きです。 んで、神林長平は「戦闘妖精雪風」から好きになったんだけど。 設定はもちろんのこと。 言葉の選び方、使い方がSFを超越してると思います。 一言でいうなら「カッコいい」です…。 クリームパンのくだりはなんか切ない。 読み終わった後に「あーー面白かった!!!...
SFが大好きです。 んで、神林長平は「戦闘妖精雪風」から好きになったんだけど。 設定はもちろんのこと。 言葉の選び方、使い方がSFを超越してると思います。 一言でいうなら「カッコいい」です…。 クリームパンのくだりはなんか切ない。 読み終わった後に「あーー面白かった!!!!」と力いっぱい言える作品です。
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世界を創造する能力を持った犯罪者ボルダーを追う、永久追跡刑事。 これはあれですねラブストーリー。 あと感じたのは新しい世界の見方を教えられた気がします。
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エンジンが掛かる前までが辛い。 設定が難解なせいもあって理解するのに時間がかかります。 まぁ、ノってきたら痺れるほど面白いのだけど…!
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