あさきゆめみし(完全版)(1) の商品レビュー
すべてのはじまりの物語 所詮源氏も藤壺も紫の上も桐壺帝と更衣のイミテーションに過ぎない もしかしてあのまま桐壺帝が更衣を忘れて藤壺を捨て置いたのなら源氏も、一番の被害者である紫の上の未来も、ひいては過去の因果応報によって産まれた宇治十帖の主人公である薫の人生ですら明るかったのか...
すべてのはじまりの物語 所詮源氏も藤壺も紫の上も桐壺帝と更衣のイミテーションに過ぎない もしかしてあのまま桐壺帝が更衣を忘れて藤壺を捨て置いたのなら源氏も、一番の被害者である紫の上の未来も、ひいては過去の因果応報によって産まれた宇治十帖の主人公である薫の人生ですら明るかったのかもしれない それを感じ取っていたからこそ桐壺帝は源氏と藤壺の不義を黙認したのかな けれどさすがは千年も現存する『源氏物語』 あの当時『更級日記』でも書かれているようにみんなが夢中になるのがわかる そしてそれをわかりやすく原作ほぼそのままに描いてくださった大和先生に感謝を
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源氏物語の世界を繊細に美しく雅やかに、かつ人間性の深みを失わずにバランスよく描いた作品だと思います。私の源氏のイメージはこの作品からきてますが、原作の源氏は今の感覚だと結構ヒドイ人らしい。いつかきちんと原作読んでみたい。
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まさかの、Kindleストアで¥99というきっかけで読み出しました。 むかーし読んで、大好きだった記憶があり、読み返すとまた面白い! 続けて買ってしまいそうです。
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1~10巻、読了いたしました。 ずっと昔に、普通のコミックで途中まで読んでいたのですが、「源氏物語 千年の謎」の謎を観てから、ちゃんと読み返したくなり、調べてみると行きつけの(笑)図書館に揃っていたので、少しずつ読みました。 大和和紀氏の絵は本当に美しい。 この完全版は、雑誌...
1~10巻、読了いたしました。 ずっと昔に、普通のコミックで途中まで読んでいたのですが、「源氏物語 千年の謎」の謎を観てから、ちゃんと読み返したくなり、調べてみると行きつけの(笑)図書館に揃っていたので、少しずつ読みました。 大和和紀氏の絵は本当に美しい。 この完全版は、雑誌掲載時のカラー原稿を完全再現しているものなので、その美しさを堪能できます。 恥ずかしながら、源氏物語は読んだことがないので、原作との比較はできませんが、このあさきゆめみし、本当に切ない物語です。 光源氏が年を重ねるにつれ、ちょっと寂しくなってきてしまい、ましてやはかなくなってしまったあとはもう十分と思っていたのですが、宇治十帖にもすっかり魅せられてしまいました。 というより、悲しすぎるストーリーがちょっと堪えました。 また少し時間があいたら、読み返してみたくなるのだと思います。
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こんなめちゃくちゃな設定の話は読みたくもない、と読む前までは思っていた。 が、ひょんなことから読み出したらもう止まらない。これがへ平安時代に書かれたとも思えない完成度の高さ。だからこそ今の時代まで残っているのだろうけども。
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定番中の定番。とにかく絵が綺麗。少女コミックの中の歴史物では一押し。何度も読み返しています。今では我が子が読んでいるのが本当に嬉しいです。
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ひさしぶりによむのだけど、さすが完全版だけあって、豪華で気持ちがよい。文字も絵も大きくて浸れる感じがある。高いけど、こっちで読みたいね。 改めて読むと思うのだけど、けっこうせわしいね。最初から末摘花までなら、やっぱり2冊で読みたい。空蝉のファンであるわけで、1カットというか...
ひさしぶりによむのだけど、さすが完全版だけあって、豪華で気持ちがよい。文字も絵も大きくて浸れる感じがある。高いけど、こっちで読みたいね。 改めて読むと思うのだけど、けっこうせわしいね。最初から末摘花までなら、やっぱり2冊で読みたい。空蝉のファンであるわけで、1カットというか1ページですまされると割り切れない思いがする。 そのぶん、桐壺のあたりはオリジナルストーリーでたっぷりと描かれる。なかなかこれがよい。すっと納得できる。ここからはいって源氏物語原文を読むとちょっとがっかりするかもしれないくらい、自然でいい話だ。(ただ、桐壺帝はかっこよすぎると思う) 個人的には頭中将の描き方が、うまいんけど違和感がある。いや、違和感があるんだけど漫画家の旨さを感じるってところかもしれない。もっと実直な人のイメージである。 ともかく、久しぶりに読み始めたフルコース。楽しみたいと思う。 2009/2/23
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初めて源氏物語を通読できました!漫画ですが。 大和和紀さんの絵が本当に素晴らしくて、カラーなどはため息がでますね。 みんな似たような服装や髪形なのに、あんなにたくさんの女性の顔を、しかも徐々に年を重ねさせつつ表情まで絶妙に描き分けられるなんてすごすぎます。 エピソードはどれも面白...
初めて源氏物語を通読できました!漫画ですが。 大和和紀さんの絵が本当に素晴らしくて、カラーなどはため息がでますね。 みんな似たような服装や髪形なのに、あんなにたくさんの女性の顔を、しかも徐々に年を重ねさせつつ表情まで絶妙に描き分けられるなんてすごすぎます。 エピソードはどれも面白いのですが、やはり紫の上と明石の御方はふたりとも素敵な女性で、その友情や、紫の上の死の場面などは印象深いです。愛情と孤独にあふれた源氏の晩年も胸が締め付けられ、まさにあわれ。 しかし解せないのは、源氏の壮絶な生涯のあとの、宇治十帖。 私は正直、源氏よりも、薫と匂宮のほうが好きです。が、光る源氏の君の伝説的生涯に比べて、この十帖は見劣りしませんか…? なぜ、源氏の死のあと、最後の十帖だけ次の世代を描いたのか…。なぜ源氏の死で物語は終わらなかったのか。 紫式部に訊いてみたい。 わからないのはわたしの人生経験が少ないせいなのでしょうか、きっとそうかな…。 まだまだいろいろ考えてみたいです。 そしていつか原典を読んでみたい! 【2010.08.15】
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予想外にでした。「源氏物語」がこれほど面白いとは!昼ドラよりぜんぜん面白いです。 ただ、顔の区別つかないことと、登場人物の名前がやはりなじみにくく誰がどいつの子で誰に恋してるとか、しょっちゅうわからなくなります。 にしても、恋、恋、恋の連続で古文の授業でこんなんあつかってたん...
予想外にでした。「源氏物語」がこれほど面白いとは!昼ドラよりぜんぜん面白いです。 ただ、顔の区別つかないことと、登場人物の名前がやはりなじみにくく誰がどいつの子で誰に恋してるとか、しょっちゅうわからなくなります。 にしても、恋、恋、恋の連続で古文の授業でこんなんあつかってたんだなぁと思うと不思議です。オススメですよ☆
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