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MONSTER(完全版)(5) の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2022/06/18

必ず引き金二回引け!とどめをさす確率は、飛躍的に高くなる!それができない時は…おまえの命がないと思え‼︎ 心の痕跡こんせき 釣果ちょうか 闇に取り込まれない人間を創るには愛情が効果覿面 超人シュタイナー 筋肉弛緩剤入りのウィスキーボンボン

Posted byブクログ

2022/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シューバルト翁は語る。 「私は”バイエルンの吸血鬼”という呼び名を喜んで受け入れた。自己を極めようとするほど私の中の怪物が大きくなった。しかし実際の私はちっぽけだ。ヨハンは私がなりたかったものになろうとしている。誰がその怪物になれるのか。誰がその怪物に逆らって戦うことができるのか」 このセリフは本作品の1巻冒頭に引用されたヨハネの黙示録と重なる。本作品の主題なんだろう。 ヨハンが覚醒した511キンダーハイム(完璧な兵士やヒトラーのような指導者を養成する実験施設)の元院長が録音した当時のヨハンの面談音声。ここに「怪物のルーツ」があるという。このテープの内容はいかに?!というところで次巻へ。 ヨハンが嗚咽して気絶した絵本の内容が明らかになったり、旧東ドイツのスパイ兼新聞記者のグリマーが登場したり、兄妹の母が存命であったり、今巻から殺人に手を染め始めた謎の若い女(シルエットはアンナだがミスリードにも思える)だったり、これらの伏線が今後どのように絡んでくるか。ちょっと風呂敷広げすぎじゃないか…。 アンナはヨハン同様、人の心に入り込む術をもっているようだ。スク刑事の心に入り込んでどう利用しようとしているのか。果たして怪物に逆らって戦うことができるのか。

Posted byブクログ

2013/10/08

かつて怪物になろうとしていたシューバルトと 完璧すぎる怪物ヨハン。 "誰が その怪物のようになれるのか 誰が その怪物に逆らって 戦うことができるのか" 怪物を倒せるのは更なる怪物だけなのか、 混沌の中で暴れだした予定外の因子。 浦沢作品でよく出てくる...

かつて怪物になろうとしていたシューバルトと 完璧すぎる怪物ヨハン。 "誰が その怪物のようになれるのか 誰が その怪物に逆らって 戦うことができるのか" 怪物を倒せるのは更なる怪物だけなのか、 混沌の中で暴れだした予定外の因子。 浦沢作品でよく出てくるメタファーとしての 「かくれんぼ」。 深く暗く孤独な無限の闇。 少しずつ見え始めたおとぎの国での点と点の先が楽しみ!

Posted byブクログ

2009/10/04

病院内での白い巨塔(権力闘争)、猟奇殺人、医療倫理、幼児虐待、東西冷戦構造…。重いテーマと重いミステリーを絡めに絡めた、深い深い物語。これぞまさに大人の知的好奇心をくすぐる漫画と言えるのではないでしょうか。緻密な構成と格好良すぎの一話一話の終わりかたに、改めて全18巻を読み返すた...

病院内での白い巨塔(権力闘争)、猟奇殺人、医療倫理、幼児虐待、東西冷戦構造…。重いテーマと重いミステリーを絡めに絡めた、深い深い物語。これぞまさに大人の知的好奇心をくすぐる漫画と言えるのではないでしょうか。緻密な構成と格好良すぎの一話一話の終わりかたに、改めて全18巻を読み返すたびに唸らされます。 物語に直接は関係ないけれども、グリマーさんの一言「夜のプラハの街って、まるで、おとぎの国みたいだ」が、やたらと印象的です。

Posted byブクログ

2009/10/07

昔読んでグリマーの話は泣けるというのはわかっているのですが、まだそこまではたどり着いていないようです。

Posted byブクログ