なかなおり の商品レビュー
シャーロット・ゾロトウの凄いところは、当たり前すぎて気付かない、生きていく上で、つい忘れがちな、大切なことを教えてくれる点にあり、しかも、それに説得力がちゃんとあるところが、また凄い。 本書では、じゃあじゃあ降りの雨の中、仕事に行くことに不機嫌なパパが、ママに、いってきますのキ...
シャーロット・ゾロトウの凄いところは、当たり前すぎて気付かない、生きていく上で、つい忘れがちな、大切なことを教えてくれる点にあり、しかも、それに説得力がちゃんとあるところが、また凄い。 本書では、じゃあじゃあ降りの雨の中、仕事に行くことに不機嫌なパパが、ママに、いってきますのキスを忘れて出掛けたことを発端に、今度はママが不機嫌になって、自分の子供に八つ当たりを・・・といった具合に、不機嫌が次々と伝播していく展開を見ているだけで、「ああ、不機嫌になったり、八つ当たりするのは、もうやめよう」と、つい思ってしまうくらい、話の内容が刺々しくて、痛々しい。 また、その負の連鎖を断ち切るのが、人間では無いところに、また考えさせられるものがあるが、そこからは一転して、読んでいる私の気分まで明るくなる展開に、自分の雰囲気が周りに影響を及ぼすことの重要さを痛感し・・・私も気をつけます。
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だれかの不機嫌は別のだれかの不機嫌へと人から人へと連鎖する。連鎖を断ち切ってくれたのはペットの犬。その天真爛漫な存在に思わず体も心もほぐれてほころんで。トゲトゲした気持ちもほどけ溶けていく。不機嫌の連鎖を断ち切ってくれる存在のありがたさ。わたしもそうありたい。そして次にやってきた...
だれかの不機嫌は別のだれかの不機嫌へと人から人へと連鎖する。連鎖を断ち切ってくれたのはペットの犬。その天真爛漫な存在に思わず体も心もほぐれてほころんで。トゲトゲした気持ちもほどけ溶けていく。不機嫌の連鎖を断ち切ってくれる存在のありがたさ。わたしもそうありたい。そして次にやってきたのは楽しくやさしい気持ちの連鎖。すてきな気づきをくれる絵本。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
福音館書店の『ねえさんといもうと』が良かった。 シャーロット・ゾロトウ作をもっとよんでみたくて、アーノルド・ローベル絵のこちらを借りた。 きょうは、じゃあじゃあぶりの あめ。 パパは ママに いってきますの キスを わすれてしまいました。 すると、ママは ふきげんに なって、ジョナサンに やつあたり しました。 ジョナサンも、ねえさんのサリーに よけいな おせっかいをして……。 悪い連鎖の典型的な例。 途中まで不穏ですが、犬がターニングポイントになって、折り返し地点になります。 自分が理不尽に強い態度を取ってしまったときって、心がちくちくします。 それが、ぽっと謝ることができたときの安心感は、絵本からよく感じられます。 人間はめんどくさいけれど、ある意味単純な生き物。 そしてお父さんが無頓着なあたり、女性作家なんだなと感じます。 前提として、絵本のなかのお母さんには、やつあたりなんてしてほしくないなぁと思いました。 絵はいい感じです。
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機嫌が悪いと伝染していきます。「ごめんね」で伝染を断ち切って今度はいい気持ちが伝染していく。あなたが断ち切りませんか?
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負の連鎖ってあるよねーよねー ちょっとしたできごとなのに。それがどんどん伝染していって・・・ みんなそうだけど ぜひぜひプラスの連鎖にしていきたいね。 楽しい!やさしい!幸せ!!を広めたい。
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娘3歳1ヶ月、息子4ヶ月時図書館にて借り。 「ケンカ」「なかなおり」キーワードが気に入っている娘。 意地悪をするところも謝るところも好きみたい。
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けんかの始まりってこんな感じだよね。でも、こんなふうに収まっていったらいいね、と思えるお話。 計算されたストーリーはこびが気に入りました。
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どしゃぶりの 雨の日、パパはママに いってきますのキスをわすれて、ふきげんなかおで、でかけていきました。そのことで ふきげんになったママは、むすこのジョナサンに やつあたり。むかついたジョナサンは ねえさんのサリーに おせっかい…。このイライラ どこまでつづくの!? みんな、なか...
どしゃぶりの 雨の日、パパはママに いってきますのキスをわすれて、ふきげんなかおで、でかけていきました。そのことで ふきげんになったママは、むすこのジョナサンに やつあたり。むかついたジョナサンは ねえさんのサリーに おせっかい…。このイライラ どこまでつづくの!? みんな、なかなおりできるのかな!?
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2010/06/15 6-1 4分くらい。じゃあじゃあぶりの雨の日。パパはママに行ってきますのキスを忘れてでかけてしまう。ママは不機嫌になり、息子のジョナサンを怒り、ジョナサンはむしゃくしゃして、姉さんのサリーに八つ当たりし、サリーはイライラして、友達のマージョリーに悪口をいい...
2010/06/15 6-1 4分くらい。じゃあじゃあぶりの雨の日。パパはママに行ってきますのキスを忘れてでかけてしまう。ママは不機嫌になり、息子のジョナサンを怒り、ジョナサンはむしゃくしゃして、姉さんのサリーに八つ当たりし、サリーはイライラして、友達のマージョリーに悪口をいい、マージョリーは、弟のエディに八つ当たりし、エディは犬のパジーに八つ当たりし...。でも、パジーはへこたれない。
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毒づいた言葉を吐いた後の心の様子が描かれており、それに対する反省し誤る姿まで第三者的にみることができます。絵本を通して嫌なことを言うとその子はどう感じるのか、ということを学べます。
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