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銀色のシーズン スタンダード・エディション の商品レビュー

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心あたたまる人々

暴れ雪猿と化した「城山銀」を桃山町の人々はどうすることもできない。 登場人物のひとりは病的心理状態にある。 現代社会では心を病む人が驚くほど多い。 原作から幼少時代の「城山銀」がひとりぼっちになったときの不安な日々を想像した。人は心から完全に不安を取り去ることはできない...

暴れ雪猿と化した「城山銀」を桃山町の人々はどうすることもできない。 登場人物のひとりは病的心理状態にある。 現代社会では心を病む人が驚くほど多い。 原作から幼少時代の「城山銀」がひとりぼっちになったときの不安な日々を想像した。人は心から完全に不安を取り去ることはできない。大人になっても何かが引き金となり絶望して自分は誰からも愛されていないと思い込んでしまう。 他人を理解することは不可能なこと。自分を他人に理解してもらうことも不可能なこと。不幸にも人を一生憎み続ける人もいる。孤独な世界に閉じこもって、笑うことを忘れる人もいる。 でも本当は誰でもどんな情況にあっても、人間らしさ、優しさ、一歩だけでも前に進む力、笑顔を互いによみがえらせることができるだろう。それを真っ向から信じていきたい。「銀色のシーズン」には普遍的な何かがある。 エンターテイメント精神でそれを巧みに、ダイナミックに、3Dのように映画のすみずみに静かに仕掛けている。 スキー乾燥室でのキスシーン(旅館のおやじに邪魔される)後、「真っ白な愛と希望が寄り添う日々@コブクロ」へ銀が七海を連れていけるのかは気になるところなのだが…

メリーパインウッド