岩波講座 現代工学の基礎(14) の商品レビュー
「人工物の構造と特性」と「無機材料」の2分冊。 「人工物の構造と特性」は、人工物(artifact)という観点で論じられた本。タイトルから感じるのは、「工学」の中でも何をどう作るといったビジネス的側面より、「人工物とは何か」「人工物を解析する」というようなアカデミックな印象が強...
「人工物の構造と特性」と「無機材料」の2分冊。 「人工物の構造と特性」は、人工物(artifact)という観点で論じられた本。タイトルから感じるのは、「工学」の中でも何をどう作るといったビジネス的側面より、「人工物とは何か」「人工物を解析する」というようなアカデミックな印象が強い。 本の後半では「人工物と社会」と題して、世界史的な議論もあり、工学を志す人のための教養、という印象を受ける。 「無機材料」は、化学から材料工学へ発展させる一分野。陶磁器からガラス・ファインセラミックスなど、幅広い無機物質を材料とする工学についての本。 このあたりの分野はサイエンスからエンジニアリングへ、学問からビジネスへ繋がるような分野であるので、難しくはあるが、興味深い分野だと感じた。
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無機材料 の主な内容は、 電磁的機能(導電,絶縁,半導、誘電,磁性) 光学的機能(透光, 熱,機械的機能(熱伝導,熱膨張,破壊応力,破壊じん性、高温強度) 生体,生化学 構造材料 人工物の構造と特性の主な内容は、 人工物のサイズ 人工物と熱エネルギー 動力 破壊と信頼性 人工物と振動 人工物と動作プログラム 開回路系 閉回路系 人工物と社会 発明
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