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「エネルギーダイエット住宅」のススメ の商品レビュー

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2013/03/16

これから家を建てる人は必見。 環境問題とエネルギーと住宅の関係を分かりやすく簡単に解説。 世界的に見た、日本の住宅のレベルの低さに愕然となります。 公開しない住宅選びのお供に。 以下、読書メモ。 ・日本の住宅は基本的に掘っ立て小屋。ヨーロッパはシェルター。外と内を完全に遮断する...

これから家を建てる人は必見。 環境問題とエネルギーと住宅の関係を分かりやすく簡単に解説。 世界的に見た、日本の住宅のレベルの低さに愕然となります。 公開しない住宅選びのお供に。 以下、読書メモ。 ・日本の住宅は基本的に掘っ立て小屋。ヨーロッパはシェルター。外と内を完全に遮断する。 ・高気密は換気効率が良い。隙間だらけは実は換気効率が悪い→途中に穴の空いたストローでジュースを吸い上げるようなもの。 ・太陽熱を蓄える「エネシフト」アイヌのチセのように、地面に太陽熱を蓄え、冬の補助熱源とする。 ・基礎からの熱と空気熱を切り替えて使用する、地空熱ヒートポンプを開発。 ・地中熱利用を謳っていてもほとんど効果の無い手抜き商品も多いので注意。 ・日本の住宅の常識は世界の非常識。先進国とは思えない、非科学的で非合理的。 ・経年で耐震性が低下するのは、構造材が結露で腐食しているから。日本の規制は新築時のみなので、その後のメンテナンスが疎かになってる。 ・中途半端な欧米化により気密性が高まったが、換気性能が悪化したため、従来の日本住宅よりも湿気に弱くなっている。 ・なのに従来の風通しの良い家の住まい方を続けているため、悲惨な事に。全てを一遍に変えなければならない。 ・北海道のなみだ茸事件。気密せずに断熱材を入れたため、壁の中や床下で結露。未だにこういう手抜きあるいは無理解な業者もいるので注意。 ・通気層工法には逆(夏型)結露がある。中には透湿シートを使わず合板を使うエセ工法もあるので注意。 ・防湿シートを完璧に施工できる技術のある業者は限られている。 ・その点、外断熱工法は簡単で、業者の技術力はさほど要求されない。 ・サービスのつもりで二重に断熱材を貼り付ける大工がいた。でも、これは断熱材の間に結露を生むので危険な行為。 ・屋根断熱と天井断熱。後者では屋根裏が50度になる事も。 ・大きな窓は熱ロスのもと。 ・外断熱の弱点は外壁材を支えられない事。専用の外壁材が必要。IBS3工法。 ・ウレタンは燃えるとシアン化ガスが発生する。 ・隙間風では換気は不十分 ・空気にも賞味期限がある。滞留した空気は健康に害。 ・換気には高気密が必要。高断熱なのに低気密なのはなみだ茸事件のように実に危険。 ・経年で気密性が低下する場合がある。工法による。シート工法が最も優れる。 ・空気清浄機よりも鉢植え植物の方が効果あり。VOCも分解される。 ・木造住宅は本来1000年使える。 ・業者の手抜きや無知、技術不足の被害を受けないためには、ユーザー自身がある程度の知識を持って、見抜く目を持つことが大事。業者を信用し過ぎない事。見た目やイメージに惑わされないこと。 ・無知なユーザーに、親切に解説してくれる業者は稀。 ・高性能住宅は見えないところがすごいので、わかりにくい。 ・節約しなくても省エネ。

Posted byブクログ