寺山修司 少女詩集 の商品レビュー
寺山修司は詩人として…
寺山修司は詩人として有名な人なので、初めて詩集を読んでみました。大体の詩は理解できましたが、よく分からないのもありました。素敵な詩も結構あり、読む価値はありました。
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少女を題材にした詩集…
少女を題材にした詩集。暗いものや明るいものなど、古さを感じさせない魅力があります。
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林静一のイラストによ…
林静一のイラストによる表紙が可愛い少女詩集。甘いだけでなく、どこか切なくノスタルジックなところが、とても良いです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書は、ずっと昔に祖父からもらった思い出深いもの。 帰省の機会に再読した。 個人的には「愛する」のパートが最も心に残った。 他方、おとぎ話や童謡?を下敷きにして改変したような前半の詩は、ほかのものに比べるとより言葉遊びの度合いが強いように思い、詩に込められた深刻さのようなものを読み取りにくかったような感覚を持った。 もちろん、全体に、口に出しても軽快に感じられそうな作品ばかりであって、リズムや音の並びが気持ちのいいものが多かったような印象がある。それでありながらその中に、ふとはっとさせられる結語などが混じっていて、ふいに残酷さや、哀しさなども感じられる作品がある。 今は表紙のデザインが変わっているのかもしれないが、私は祖父にもらったこの表紙デザインが好きである。 また、折に触れて手に取りたい詩集である。
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寺山修司の作品は書を捨てよ、町へでようのみ既読であった。 何故こんなに人気が有るのか不可解だったが、彼の詩集はとても素敵だった。 度を越したロマンチックだ。 基本愛と恋の話しかしてない。 特にこの作品には海に関する詩、童謡やマザーグースに関する詩、猫に関する詩、 花に関する詩が大...
寺山修司の作品は書を捨てよ、町へでようのみ既読であった。 何故こんなに人気が有るのか不可解だったが、彼の詩集はとても素敵だった。 度を越したロマンチックだ。 基本愛と恋の話しかしてない。 特にこの作品には海に関する詩、童謡やマザーグースに関する詩、猫に関する詩、 花に関する詩が大量に収められている。 いずれも少女的であり、私の好きなモチーフである。 長野まゆみを思い出したが彼女のより好きだ。 また、エンデのエンデのメモ箱にも似ている。 たいへん良い本とであった。 かもめ!
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なみだは/にんげんのつくることのできる/一ばん小さな/海です── 少女のようなみずみずしい感性で詠うこの詩集の中でも、特に「海」の連作が好きです。
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この詩集を色で表すとしましたらば、赤、黒、深い群青色、灰色、濁った黄色でしょうか。寺山の世界を真に解するには、己の中にあるありとあらゆる知識と想像力を駆使することによって可能になるという事を思い知る一冊でした。じんわりと沁みて素晴らしく暗く、美しく、痛々しく、髄を突く愉快な詩集で...
この詩集を色で表すとしましたらば、赤、黒、深い群青色、灰色、濁った黄色でしょうか。寺山の世界を真に解するには、己の中にあるありとあらゆる知識と想像力を駆使することによって可能になるという事を思い知る一冊でした。じんわりと沁みて素晴らしく暗く、美しく、痛々しく、髄を突く愉快な詩集です。
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居心地のいい詩集です かわいくて あぶなっかしくて せつなくて おもしろい 移ろいやすさと情熱で 上手に読むのがおすすめです
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高校生のころに、初めて触れた寺山が、コレでした……正解といえば正解です。いきなり『毛皮のマリー』とかの刺激物(笑)にぶち当たらないでよかったと思いますもの。 画像がないのは、旧版のISBNを入力したからだと思われます。現在のカワイコちゃんなモデルさんが着物を着て佇む写真版の...
高校生のころに、初めて触れた寺山が、コレでした……正解といえば正解です。いきなり『毛皮のマリー』とかの刺激物(笑)にぶち当たらないでよかったと思いますもの。 画像がないのは、旧版のISBNを入力したからだと思われます。現在のカワイコちゃんなモデルさんが着物を着て佇む写真版の表紙も好きですが、林静一氏のカバーイラストは秀逸の一言に尽きると思います。
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「きみ、知ってるかい? 海の起源は、たった一しずくの女の子の涙だったんだ。――ぼくだけは知っているんだよ。」この独善的で限りなくロマンチックなのが寺山修司だ。
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