夏至祭 の商品レビュー
夏が近くなると読みた…
夏が近くなると読みたくなる。絵本のように読める。
文庫OFF
幻想的な現在と過去。…
幻想的な現在と過去。描き方かわいくて、素敵です。長野まゆみ作品に良く出て来る少年と猫のお話。少年の性格が何時も対照的に描かれてます。そこがよいですね。
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夢と現実の境目が曖昧になるファンタジー。 ただ美しく、幻想的な世界観に浸れる。 黒蜜糖の自由奔放で子供っぽい振る舞いがかわいらしくてとても好き。物語に出てくる食べものが全部おいしそう。 寂しくない終わり方なのに、夢は夢のままなところが本当に好き。最初から最後までずっと宝石のように...
夢と現実の境目が曖昧になるファンタジー。 ただ美しく、幻想的な世界観に浸れる。 黒蜜糖の自由奔放で子供っぽい振る舞いがかわいらしくてとても好き。物語に出てくる食べものが全部おいしそう。 寂しくない終わり方なのに、夢は夢のままなところが本当に好き。最初から最後までずっと宝石のように綺麗。 来年、夏至になったら 黒蜜糖と銀色にまた逢いに行こうと思う。
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長野先生いわく「野ばら」の初期形らしいので、登場人物の名前がまんまです。 でも中身は、薄暗い神秘的なときの長野まゆみだ… 誰が生きてるんだかしんでんだか分からんときの…
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空家であるはずの屋敷に棲む、黒蜜糖と銀色という不思議なふたりの美しい少年と主人公・月彦との数日間。 読みながら、あぁ、これこれ……と思う。 束の間、幻想的な世界に浸ることができた。
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長野まゆみさんの中編ファンタジー小説の佳品です。主人公の青年・月彦と母と祖母、近く取り壊される予定の空き家に住む二人の美少年、甘い食べ物が大好物の黒蜜糖と厳格な性格の銀色。祖父の形見の羅針盤付きの何故か夏になると止まる時計、夏至祭、路面電車、ストーリーはごく単純で短くあっさりとし...
長野まゆみさんの中編ファンタジー小説の佳品です。主人公の青年・月彦と母と祖母、近く取り壊される予定の空き家に住む二人の美少年、甘い食べ物が大好物の黒蜜糖と厳格な性格の銀色。祖父の形見の羅針盤付きの何故か夏になると止まる時計、夏至祭、路面電車、ストーリーはごく単純で短くあっさりとした話ですが、細部の情景がイマジネーションを刺激して鮮やかに脳裏に浮かび、ラストの優しく心に沁みるような真相が読後永遠に記憶に刻まれそうな気がしましたね。棠梨(ずみ)、睛(め・ひとみ)、楊桃(やまもも)等々の漢字も風情がありますね。
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面白かったです。 銀色と黒蜜糖、月彦にまた会えて嬉しいです。 「野ばら」を読んでいるので、銀色と黒蜜糖が白猫と黒猫と知っている読書でしたが、ふたりが性格の違う猫っぽくて可愛いです。 半夏生の集会も綺麗で賑かで素敵でした。
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ずっと積読になっていた一冊。 たぶん10年ぐらい前に購入してる一冊。 不思議な世界と 綺麗な言葉と 夏の夜にぴったりの本。 本の醍醐味の、紙質と文字の印刷がすごく良い味を出していました。 腕時計が落ちていたら それは 不思議な世界を繋ぐ羅針盤かも。
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上質な文体で幼い少年たちの幻想譚である。羅針盤が象徴的である。宮沢賢治の童話の影響も感じられた。夏至祭のようにはかなく、終わりがとても良かった。著者の別の作品を読みたい。
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すごく好き! 時間が交錯しながら、夏に起こる奇跡のような体験。 また会えるといいね。銀色と黒蜜糖に 相変わらず猫関連の話が多い。
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