地球のゆくえ の商品レビュー

広瀬隆(著者)

2014/11/08

天皇家を中心とする日本の支配構造、ロスチャイルドを中心とする世界の支配構造を血のつながりをベースとしたファミリーの形成と閨閥化。そのような視点で歴史を読むと見えてくる真実。

陰謀論とは人類の1%の支配者達による搾取計画を歪曲させた表現であるということがよくわかります。

多分、この方は、真実を世に知らしめた人として、後の歴史に名を残す人だと思います。さすが広瀬隆氏であります。

レベル：４３５

間違いはかなりあるとしても、この手の本ではかなり高い数字だと思います。

2013/08/24

日本経済崩壊の背景、細川政権誕生の謎、カンボジャ内戦、ユダヤ人問題、世界金融、ロシアなどの約１０年前の現代史を分析している手法は面白いものがあります。特徴としては華麗なる閨閥を分析しそれらが、世界をそして日本を支配しているというものですが、細川家の歴史を書く中で、徳川・織田家を其々、源平氏とするなど、俗説をさも権威ある説として得々と書いている場面はいただけませんでした。それにより、正直言って本当かも知れないロスチャイルド家、ロマノフ家（ロシア帝室）などの系図も胡散臭く感じられてしまいます。最後にこの本が書かれた約10年前の朝鮮半島・核兵器問題などについて自衛隊のカンボジャ派遣（ＰＫＯ法案）で揺れていた当時を思い出し、歴史はめぐると思いました。しかし、確実に少しずつ日本が右旋回していることは間違いないように思いました。