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神々の体系 続 の商品レビュー

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2013/04/02

記紀神話にあらわれるタケミカヅチの神について、その活躍は氏神として奉斎する藤原氏の意向が反映されたとする有力な説がある。 この本が、その説を一般に広める役割を果たしたようだ。 内容的には1975年に出版されたものということで、今となっては古い。

Posted byブクログ

2012/08/07

(1978.07.14読了)(1975.09.24購入) 副題「記紀神話の政治的背景」 *本の帯より* 新しい「記紀」成立論を展開し従来の古代史像に転換を迫る 記紀の制作主体を藤原不比等とみる大胆な仮説を出発点に、前著で考察の対象となった記紀神統譜の基本構造と不比等の政治的役割に...

(1978.07.14読了)(1975.09.24購入) 副題「記紀神話の政治的背景」 *本の帯より* 新しい「記紀」成立論を展開し従来の古代史像に転換を迫る 記紀の制作主体を藤原不比等とみる大胆な仮説を出発点に、前著で考察の対象となった記紀神統譜の基本構造と不比等の政治的役割について、その照応関係を多面的に解明し、記紀神話の背後にひそむ不比等の一大政治構想を検証する。律令国家成立の社会史、ならびに思想史を背景に、定説化した記紀の体系性とイデオロギー的性格を捉え直し、そこに律令国家のデザインとその独自性を読み取ろうとした、注目すべき古代史論。 【目次】 はしがき 第一章 記紀の神々と藤原氏  一、春日神社の創立  二、アメノコヤネとタケミカヅチ  三、中臣氏と藤原氏 第二章 記紀のデザインとその成立  一、記紀のイデオロギー  二、タカマノハラ系とネノクニ系  三、記紀の成立をめぐる六世紀説と八世紀説 第三章 記紀と律令  一、律令と正史と不比等  二、「天皇」の起原  三、「万世一系」の哲学 第四章 記紀と不比等  一、記紀編纂の背景  二、記紀神代巻と不比等 第五章 伊勢神宮の神事と歴史  一、神宮の神事  二、神宮の歴史 あとがき ☆上山春平の本(既読) 「日本のナショナリズム」上山春平著、至誠堂新書、1965.. 「日本の土着思想」上山春平著、弘文堂、1965.09.15 「明治維新の分析視点」上山春平著、講談社、1968.06.28 「照葉樹林文化」上山春平著、中公新書、1969.10.25 「神々の体系」上山春平著、中公新書、1972.07.25

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