真田太平記 新装版(1) の商品レビュー
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5/2 岩櫃の城。三谷幸喜の真田丸、好評につきあとを追いかけるかたち。ドラマとは違うも源二郎と佐平次の存在、これは佐吉のことか。が気になる。 5/10 天魔の夏 秀吉の存在や情報はやはり把握していたのであろう。 6/20秘密 ドラマでは描ききれない世界もある。貸し出しがあり久々やっと3巻目読破。 8/13 6巻肥前名護屋 裏の世界も様々な人間模様。 8/27 7巻 秀頼誕生 伏見地震後の動き。 9/29 8巻 風雲 秀吉死後の新たなる動き 10/30 9巻 家康東下 関ヶ原の直前、テレビでは大阪冬の陣の前、水滸伝の方を優先している状況 10巻なかなか借りれず。大河は本日の再放送で終了。
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朝日新聞社の新装版。来年の大河ドラマが「真田丸」ということから興味深く読んだ。武田勝頼と織田信長、徳川家康との戦い、真田源二郎と向井佐平次との出会い。
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お風呂に入ったときに読んでいるため、やっと1巻読み終わりました。 今年の大河ドラマならぬ、大河本です。
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2009年3月9日読了。 この本は、現在では新潮文庫で出ていて、全12巻あります。 が、わたしが読んでいるのは朝日新聞社の「新装版」で、全18巻。奥付を見ると1984年11月30日の初版本です。 しかし、25年も前に出た本とは思えないほど状態が良い。帯まできれいについていて、...
2009年3月9日読了。 この本は、現在では新潮文庫で出ていて、全12巻あります。 が、わたしが読んでいるのは朝日新聞社の「新装版」で、全18巻。奥付を見ると1984年11月30日の初版本です。 しかし、25年も前に出た本とは思えないほど状態が良い。帯まできれいについていて、「60年度NHKテレビドラマ原作」とあるので、大河ドラマ化にともない「新装版」として出たものと思われます。紙も黄ばんだりしてないし、このまんまま本屋で売っててもおかしくない状態。 実はこれ、父が職場の知り合いから借りてきたもの。よっぽど大事に保管してあったんでしょう。最初に奥付を見てびっくりしました。そんなに古い本にはぜんっぜん見えないんで。 ただ、これを貸してくれている人が、この3月で職場を去ることになったそうで、それで今急いで読んでるんだけど、遅読のあたくしのこと、今やっと1巻を読み終わって2巻にとりかかったところなもんで、たぶん、間に合わない。でもとりあえず読めるところまで読ませてもらって、続きは図書館で借りて読もうと思ってます。今調べたら蔵書に同じのがあるみたいだから。 そしてこの作品、以前(もう何年か前になるかな)Yahoo!掲示板に「読んだ。良かった」という人がいて、深く興味をそそられたんだけど、なにしろ大長編なのでそのときすぐには読めず、そのうち文庫を買って読もうと思っていたのですよ。そしたらある日いきなり父がこの本を全巻持って帰ってきたんでびっくり! というわけです。 祥「えっ、どうしたのこれ!?」 父「こういうの好きなヤツがいてね、貸してくれた」 祥「そっ、そうなの。えっと、あの……あたしも読ませてもらっていいかしらん?」 ということで父から持ち主に聞いてもらったら快くOKが出たので、しばらく借りているのでした。こういう偶然もひとつの「本との縁」なんだろうなぁ。ありがたやありがたや。 さて、1巻、岩櫃(いわびつ)の城(注:このサブタイトルは各出版社の装訂などによって異なります)。舞台は主に信州(長野)です。 おもしろいねー! 大好きこういうの。真田家を中心に据えた歴史が縦軸にあって、そこに長柄足軽の向井佐平次という一人の男の人生が横軸に絡み合う。前に読んだ大佛次郎の『赤穂浪士』もこんな感じの構成で、すごくおもしろく読んだのを思い出す。 1巻はまず、武田勝頼と織田信長の戦(@高遠城)から始まります。そして武田家がほろび、信長が家康を従えて全国へ勢力を伸ばし、あと一歩で天下を取ろうかというところ(武田勝頼がこんなんだったとは知らなかった……)。同時に、真田家に仕える忍びの者たち(草の者)も陰で戦っている。 この草の者たちがねぇ、いいんだな〜すごく。てかこの人たちを重用してくれる主の真田昌幸がまたいいのよ。この昌幸のために命がけで情報をつかんでこようという忍びの者たちの心意気が、もうたまんない。 そして長柄足軽の向井佐平次が、真田昌幸の二男である源二郎(長男は源三郎という。ちょっと紛らわしい)と思いもよらぬところで出会い、源二郎に気に入られちゃう。この源二郎、実はのちの幸村なので、自分は源二郎であると佐平次に名乗るシーンではもう、サブイボ立ちまくりでした。 また、妻たちの心中には哀しいものがあって、それに対する昌幸の気持もわかるし、その点でまた「ああん、もう!!!」って切なくなったりもして。 久しぶりに歴史小説ならではの感覚を味わってます。信長や家康や真田家の人たちが、目の前で息をして、話をして、動いている。歴史の教科書に出てくる人たちを、こんなに身近に感じられる。この疑似体験こそが歴史小説の醍醐味ですね。もうワクワクしちゃう。感動的ですらありますね。これが今、たまりません。
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