技術者・工学者のための量子論 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
量子論の教科書は、むつかしい数学から始めるものが多かったので、嫌気が差していた。 現象が面白ければ、その現象を平易に説明してくれる数学にも興味が湧く。 その逆で、つまらない数学をまず延々とならべてから、現象を説明しても、理解する気力がなくなっている。 本書は、2-1で熱放射とプランクの量子仮説のような現象を説明しようとするところからはじめているのが好感が持てる。 2-2は原子スペクトルとホーアの原子模型。 10章で、行列力学 11章で、波動方程式の近似的解法 15章で、統計的方法と自由電子論 といった、数学的な手法を駆使している。
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