実録アヘン戦争 の商品レビュー
『感謝』
ただ今、図書館法第29条に基づく図書館同種施設を準備させて頂いております。 当該計画は、 BOOKOFF様の豊富なペーパーBOOK等により、支えられている取り組みでございます。 今後も随時、ペーパーBOOK等を蒐集して参りたいと考えております。 今後とも、何卒宜しくお願い...
ただ今、図書館法第29条に基づく図書館同種施設を準備させて頂いております。 当該計画は、 BOOKOFF様の豊富なペーパーBOOK等により、支えられている取り組みでございます。 今後も随時、ペーパーBOOK等を蒐集して参りたいと考えております。 今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。
クラシカルなMK
近代中国史の屈辱は阿片戦争に始まる。依存性薬物の阿片を輸出し、清国民を阿片漬けにして、それを清国政府が取り締まると侵略戦争を始めた。この上なく非倫理的な侵略である。
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アヘンが東洋で受け入れられた理由に仏教思想を背景に説明されていることが面白い。林則徐の退場以降はいろいろヒドすぎ。読みすすめるのがしんどい。
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「実録アヘン戦争」陳舜臣著、中公文庫、1985.03.10 286p ¥390 C1122 (2022.01.09読了)(2014.07.12購入)(1989.10.10/4版) 2017年に「中国の歴史」陳舜臣著、を読みました。その時、ついでにこの本も読むつもりだったのですが、...
「実録アヘン戦争」陳舜臣著、中公文庫、1985.03.10 286p ¥390 C1122 (2022.01.09読了)(2014.07.12購入)(1989.10.10/4版) 2017年に「中国の歴史」陳舜臣著、を読みました。その時、ついでにこの本も読むつもりだったのですが、タイミングを逃して、やっと読めました。 当時(1840年頃)の中国の朝廷の様子がよくわかります。小説家の書いたものなので、歴史家の書いたものよりわかりやすいと思います。 日本の幕末の志士たちも、中国の「アヘン戦争」ようにはなりたくないと頑張ったと言われるので、日本の歴史にとっても重要な事件だったわけです。読めてよかったです。 【目次】 まえがき 第一章 衰世 第二章 ひるねの友 第三章 狭い門戸 第四章 論争 第五章 点火 第六章 虎門の煙 第七章 戦火 第八章 アヘンのために 第九章 プリズムの時代 それからの林則徐 ☆今後読みたい本 「太平天国」増井経夫著、岩波新書、1951.07.15 ☆関連図書(既読) 「秘本 三国志 一」陳舜臣著、文春文庫、1982.07.25 「秘本 三国志 二」陳舜臣著、文春文庫、1982.07.25 「秘本 三国志 三」陳舜臣著、文春文庫、1982.08.25 「秘本 三国志 四」陳舜臣著、文春文庫、1982.08.25 「秘本 三国志 五」陳舜臣著、文春文庫、1982.09.25 「秘本 三国志 六」陳舜臣著、文春文庫、1982.09.25 「小説 マルコポー口」陳舜臣著、文春文庫、1983.04.25 「ものがたり水滸伝」陳舜臣著、朝日文庫、1983.07.20 「ものがたり史記」陳舜臣著、朝日文庫、1983.07.20 「ものがたり唐代伝奇」陳舜臣著、朝日文庫、1983.07.20 「西城余聞」陳舜臣著、朝日文庫、1984.05.20 「中国の歴史 一」陳舜臣著、平凡社、1986.04.25 「中国の歴史 二」陳舜臣著、平凡社、1986.04.25 「中国の歴史(5) 動乱の群像」陳舜臣著、平凡社、1981.07.15 「中国の歴史(6) 世界帝国へ」陳舜臣著、平凡社、1981.09.25 「中国の歴史(7) 隋唐の興亡」陳舜臣著、平凡社、1981.12.15 「中国の歴史(8) 宋とその周辺」陳舜臣著、平凡社、1982.02.25 「中国の歴史(9) 草原からの疾風」陳舜臣著、平凡社、1982.04.23 「中国の歴史(10) 復興と明暗」陳舜臣著、平凡社、1982.07.10 「中国の歴史(11) 明から清へ」陳舜臣著、平凡社、1982.09.10 「中国の歴史(12) 清朝二百余年」陳舜臣著、平凡社、1982.12.15 「中国の歴史(13) 斜陽と黎明」陳舜臣著、平凡社、1983.03.07 「中国の歴史(14) 中華の躍進」陳舜臣著、平凡社、1983.04. 「録外録」陳舜臣著、朝日文庫、1990.12.20 「琉球の風 一」陳舜臣著、講談社、1992.09.24 「琉球の風 二」陳舜臣著、講談社、1992.10.14 「琉球の風 三」陳舜臣著、講談社、1992.11.05 (アマゾンより) 東アジアの全近代史に激甚な衝撃を及ぼした戦争と人間。その全像を巨細に活写し、読む面白さ溢れる名歴史書に「それからの林則徐」を付した決定版。
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陳舜臣の本が読みたかった。司馬遼太郎と対談とかしているので。たまたま行った古本屋さんで手に取った。アヘン戦争。言葉は知っているが中身や歴史での位置付けは良く理解していなかった。あと林則徐という英雄が居たことも。韃靼疾風録を読んでいたので清朝も馴染みがあった。ここが中国の近代の始ま...
陳舜臣の本が読みたかった。司馬遼太郎と対談とかしているので。たまたま行った古本屋さんで手に取った。アヘン戦争。言葉は知っているが中身や歴史での位置付けは良く理解していなかった。あと林則徐という英雄が居たことも。韃靼疾風録を読んでいたので清朝も馴染みがあった。ここが中国の近代の始まりなんだな。この後太平天国の乱が起こって近代に突入していくのかな。孫文も読まないとと思った。しかしこの戦争のイギリスは酷い。ただのチンピラだな。しかし戦力の差。日本は中国があったからイギリスに攻め込まれなかったのか。よく分からないけど。この事件が起こって林則徐が外国の資料を渡して書かれた本が日本に来て日本に影響を与えるという。凄い連鎖だ。
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アヘン戦争について。中国の近代史の入り口として重要な事件なはずだが、詳しくしらない。 日本にも列強の力とやりかたについて知らしめた事件。 ただ、当時の日本と中国とでは市場規模とかが違いすぎる。 日本が明治維新から富国強兵が進められたことにはかなりの幸運があることを知る。
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アヘン戦争前の清の衰世から大局観を持って説き起こされている。林則徐が登場して本題に入ってからは一気に読んだ。清対イギリス。イギリスはなんと酷い戦争を仕掛けたものだ。アヘン戦争から10年を経て起きた太平天国の乱にも巻末で触れられており、興味が尽きない。陳舜臣の本をもっと読みたい。
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表題にあるように小説ではなく実録としてアヘン戦争をまとめた作品となっている。アロー戦争を第二次アヘン戦争とするならば、これは第一次のみを扱っている。小説の方もちょっと読みたくなる。
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古本で購入。 アヘン戦争は「西からの衝撃」として東アジアの近代史をひらいた重大な歴史的事件である― この前提の下、その衝撃の状況を捉え、西に染められる以前の前近代の東アジアの様相を再現すべく書かれたのが本書だ。 康熙・雍正・乾隆三代の盛時を過ぎ、傾斜期の衰世となった道光帝時代...
古本で購入。 アヘン戦争は「西からの衝撃」として東アジアの近代史をひらいた重大な歴史的事件である― この前提の下、その衝撃の状況を捉え、西に染められる以前の前近代の東アジアの様相を再現すべく書かれたのが本書だ。 康熙・雍正・乾隆三代の盛時を過ぎ、傾斜期の衰世となった道光帝時代の雰囲気から筆を起こし、アヘンの蔓延と銀の流出、清の対外貿易の仕組み、アヘン厳禁論と弛禁論の論争というように、アヘンをめぐる当時の社会の動きなどが描かれている。 そして林則徐によって禁絶策が施行され、有名なアヘンの没収と処分が行われる。清を侮りきったイギリスとの緊張の高まり、ついに放たれる砲火と清軍の惨敗。林則徐は責任を押し付けられて左遷され、屈辱的な講和条約をもってひとまず幕が下ろされた。 陳舜臣は、こうした実録的・概説的な作品を書かせると抜群におもしろい。 彼の小説は起伏が乏しく地味な感じになりがちだけれど、この手のものを小説家の腕で書き上げると生き生きとした歴史として立ち上ってくるから不思議だ。 個人的に、陳舜臣の最高傑作は『小説 十八史略』だと思っている。これは元代の歴史読み物『十八史略』を小説的に味付けしたもの(要は別モノ)だが、南宋滅亡までの流れを知ることのできる一種の「概説書」。これがまたおもしろい。併せて『中国の歴史』もオススメしたい。 林則徐というアヘン戦争の英雄が登場するものの、本書の主人公は彼ではない。 ここで著者が描き出したのは、大雑把に言えば19世紀半ばの中国、ひいては東アジアの「時勢」とでも言えるもの。当時の雰囲気を掴むのに適した本としてオススメ。
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中国、そして東洋が、帝国主義時西洋に組み込まれるきっかけとなった、アヘン戦争。そのアヘン戦争前後の清国と、英国を中心とした西洋列強の関係を綴った本である。 この本の注目すべき点は、清国(中国)という国の考え方である。具体的には、官僚の国家内での位置合い、中国と夷国の関係がある...
中国、そして東洋が、帝国主義時西洋に組み込まれるきっかけとなった、アヘン戦争。そのアヘン戦争前後の清国と、英国を中心とした西洋列強の関係を綴った本である。 この本の注目すべき点は、清国(中国)という国の考え方である。具体的には、官僚の国家内での位置合い、中国と夷国の関係がある。 他にも、英国と米国との間の静かな貿易競争が、後の歴史と関係してくるだろうと予想され、重要な点だと思う。
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