1,800円以上の注文で送料無料

椋鳥 の商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/11/27

表題作「椋鳥」、そして傑作「親坂」。何度読み返したことか。 作中に組み込まれた要素の多さに舌を巻く。なにより、この人間関係の複雑さ、深さ。戦時戦後の日本では、かようなまで執拗に絡み、こじれ、身動きがとれないほどの関係性がそこかしこに見られたのだろうか?それともこれは古井のねっとり...

表題作「椋鳥」、そして傑作「親坂」。何度読み返したことか。 作中に組み込まれた要素の多さに舌を巻く。なにより、この人間関係の複雑さ、深さ。戦時戦後の日本では、かようなまで執拗に絡み、こじれ、身動きがとれないほどの関係性がそこかしこに見られたのだろうか?それともこれは古井のねっとりとした想念が生み出した世界なのか。私はそのまとわりつくような闇に身を委ねながら、この作品にはまり込んでいる。

Posted byブクログ

2012/01/19

独特のリズムがあります。 わからない言葉などもあって、 読むのに苦労しました。 もう少し集中して読めたら良かったです。 作品は短編集で、 人の心と上手く向き合った作品です。 思わず共感を覚えた登場人物もいて、 やはりいつの時代にも通じるものはあるのだなぁ、と思いました。 勉強にな...

独特のリズムがあります。 わからない言葉などもあって、 読むのに苦労しました。 もう少し集中して読めたら良かったです。 作品は短編集で、 人の心と上手く向き合った作品です。 思わず共感を覚えた登場人物もいて、 やはりいつの時代にも通じるものはあるのだなぁ、と思いました。 勉強になる一冊です。

Posted byブクログ