台所太平記 の商品レビュー
本屋で見かけて面白そうだったので図書館で借りてみました。 もう女中さんやお手伝いさんを置いているご家庭なんてめったにないのでこういう時代もあったんだなあ、と感慨深く読みました。 それにしても家の主人が物書きだと一日中家に居るから面倒そうですね。それこそ昔の男性は縦のものを横...
本屋で見かけて面白そうだったので図書館で借りてみました。 もう女中さんやお手伝いさんを置いているご家庭なんてめったにないのでこういう時代もあったんだなあ、と感慨深く読みました。 それにしても家の主人が物書きだと一日中家に居るから面倒そうですね。それこそ昔の男性は縦のものを横にするのにもオオィと一声かければ家の者がさっとやってきてくれる。そんな時代だったのだろうなあと思います。 個人的には自分のことは自分で出来る今の時代に生まれてよかったなあとつくづく思います。
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おもしろい。文章を書くのがうまいってのは才能だなというところにはじまり、女中たちをよく観察しており、ひととなりへの興味もつきないところとか、本人が女子以上に女子らしい(かわいいきものやおいしいたべもの、うちの充実、清潔さ)ものへの含蓄があるところもこれだけ女子のことを書いていて面...
おもしろい。文章を書くのがうまいってのは才能だなというところにはじまり、女中たちをよく観察しており、ひととなりへの興味もつきないところとか、本人が女子以上に女子らしい(かわいいきものやおいしいたべもの、うちの充実、清潔さ)ものへの含蓄があるところもこれだけ女子のことを書いていて面白いところ。 超充実のいどばたかいぎの気分 さて、女中さんがいたこの時代へのあこがれというか、こういう豊かさってお金にあかしたものという風にも見えないし、かといって彼らがナミ一通り一般のうちというわけでもなさそうだし、なんといってこのモダンさ。 いまやオリーブガールといわれているものに近いのでは?乙女は読むべし、と思う。高畠華宵、サド、谷崎。想像の自由さ!御苑生奈々子が「好きな作家は?」と問われて「サド」とてれながらいうのがすき。「立原道造」
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2009.5 1974年初版!文豪・谷崎潤一郎最後の長編小説。昭和37年〜38年にかけてサンデー毎日にて連載。昭和10年以降の谷崎の実生活を描いた「女中日記」。 なかなかなかなか面白かったー
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GW・ハワイにて。ビーチでも心地良くサラッと読めた。最近馴染みの地名やらゲランやらエリザベスアーデンやら、歴史ありと関心してみたり。しかし、千倉家無敵。
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笑ってください。いやはや、九州の女性はたくましい。今の若者はなんて言いますが、いつの時代にも色々な人がいるんです。
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谷崎の作品の中ではあまり目立たないけれど、水面下でいやらしーーい、どろろろーーとした妖気色気が漂う作品。 や、この人、ほんまに女がお好きやのねぇ。
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