道化の町 の商品レビュー
カナダトロント生まれ。フランスにて教鞭をとったのち、アメリカに渡り結婚し執筆。膨大な作品を書いたそうだが、全然出版されてないらしい。万人には受けないだろうが、はまった人には至福の時間が訪れる、とはよく耳にする煽り。どの作品も毛色が違い独創的でファンタジーでSFだが、コミック的な要...
カナダトロント生まれ。フランスにて教鞭をとったのち、アメリカに渡り結婚し執筆。膨大な作品を書いたそうだが、全然出版されてないらしい。万人には受けないだろうが、はまった人には至福の時間が訪れる、とはよく耳にする煽り。どの作品も毛色が違い独創的でファンタジーでSFだが、コミック的な要素を強く感じた。最近流行ったミニオンズっぽい雰囲気。黄色いチビ達は全うに生きたい元人間が泥棒稼業に戻ってクールに生きて欲しい。視聴者は可愛いミニオンズを応援。世界観は素晴らしいが、読ませるしつこさが足りないようで、残念。
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読書好きの方に薦められて、10年ぶりくらいの海外小説。 うーーーん、難しかった。笑処が。 すごいユーモアのセンス、ユーモアならではの結末。 表題作の道化の街をはじめ、アルトドルフ症候群、プードルの暗号は秀逸。 こういうのがわかるひとになりたい!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もうふざけてるとしか思えない爆笑哀愁コメディタッチの表題作が完全にツボに入ってしまい大好きになってしまった。表題作だけで★5つの評価にしたいくらいだ。正直前半の作品群はあまり好みではなかったので「これも『○○の味』みたいに微妙に外したかも」とモヤモヤしていたのだが、後半で挽回。日本初紹介のシリーズもの含めなかなか楽しいユーモアミステリ短編集、全12篇。【以下ネタバレ含むため未読の方はご注意】あらすじ+感想+個評(★=1、☆=0.5)を。『最近のニュース』★★★天然キャラの妻の発言を話半分に聞いていた夫だが…。最初の掴みは◎、ショートショートらしく上手くまとめられた作品。『ミスター・ニュージェントへの遺産』★★☆老女に親切な好青年の真の目的とは?不穏な雰囲気のわりに意外に爽やかなオチ。『プードルの暗号』★★☆モールス信号で意思の疎通を図れるプードルの願いは…。犬猫動物ものでほんわかするとと思いきや不可解で後味悪い結末。ネコが○○を咥えて…ぎゃぁ〜〜。『オランウータンの王』★★☆絵本作家の奇妙な隣人の正体は…。『詩人とロバ』★★王からロバに言葉を教える命を受けた詩人。マトリョーシカのような入れ子式な語り。ラストのロバの愛敬は◎『魔法の国の盗人』★★龍が番をするガラスの迷路の塔から金の卵を産むめんどりをいかにして盗んだかという難題。魔法の小道具の解説が利いている。『時間の鍵穴』★★未来を救うため殺人を依頼された男。タイムトラベルもの。『アルトドルフ症候群』★★★☆ヘリコプターで同席した紳士から200年前の不可能犯罪の謎を解くよう脅された男の話。謎解きしないと殺されるというデッドライン設定とダイヤモンド紛失事件の謎を解く不可能犯罪ものとがうまくミックスされている。『死の不寝番』★★★柩の中で心臓に杭を打たれた殺害事件を追う探偵もの。ギャネロン探偵というシリーズだそうだ。シリアスで怪奇テイスト。『愚か者のバス』★★★★世界各国の落ちこぼれスパイ達を乗せたバスの中で次々と殺人が…という設定が笑える。間抜けな刑事(?)ブロックものというシリーズ。『折り紙のヘラジカ』★★★☆屋敷内での連続殺人というお約束な話にブロックが絡むと喜劇に変わる。『道化の町』★★★★★殺人課のボゾ警部が、パイを投げつけられて殺された道化師の事件を追う。主人公の描写から町の人々の描写に移るうちに「道化師の町」の徹底した設定が呑み込めてきた。これに大うけするか、それとも馬鹿馬鹿しいと投げてしまうかは完全に個人の好みだが、自分には直球ストライク。カスタードパイと《ごちそうさまギャグ》、パントマイムと道化師の溝、警部の現場突入の合図に一斉にずっこけ将棋倒しになる定番芸する警官たち。絶対に人を傷つけない警官の拳銃発砲シーンに爆笑。そして道化のユーモアと哀愁が見事で笑いながらもどこか泣けてくるラスト。この特殊な設定限定だが一応パズラーになってるところも◎。しょうもないけど最高!
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読了。☆4・5点。表題作の『道化の町』『アルトドルフ症候群』が好み。インパクトがあったのは『愚か者のバス』。
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これほど鋭い着眼点の持ち主には滅多にお目にかかれるものではない。完全なるアイデアの勝利。王道のストーリーに固執しなくても良質のミステリは書けるんだという作者の自信が行間から伝わってくる。突飛な展開ばかりなので読み手を選ぶ作品集だが、それでも一読の価値はあると思う。引き出しの多い作...
これほど鋭い着眼点の持ち主には滅多にお目にかかれるものではない。完全なるアイデアの勝利。王道のストーリーに固執しなくても良質のミステリは書けるんだという作者の自信が行間から伝わってくる。突飛な展開ばかりなので読み手を選ぶ作品集だが、それでも一読の価値はあると思う。引き出しの多い作者なのでどんな話でも対応可能だろうが、ストレートよりは変化球で勝負するタイプに見える。謎解きやサプライズに期待せず、時間に余裕のある時にゆるい気持ちで読むと得した気分になれるかも……?
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面白かった(^^♪ 他の作品も読みたいが、もっぱらEQMMでの発表で 著作として出版されてないのは残念。
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