朝鮮半島炎上(上) の商品レビュー
朝鮮半島動乱ものの軍事スリラー小説は数あれど、秀作である。退役陸軍将校が書いたデビュー作と巻末の解説にあるが、非常にプロットが細かくよくできている。 韓国、北朝鮮とも軍事的な突出はそれぞれの国のガバナンスの中で善し悪しはあるものの今のところ抑えられているように見える。しかし、小...
朝鮮半島動乱ものの軍事スリラー小説は数あれど、秀作である。退役陸軍将校が書いたデビュー作と巻末の解説にあるが、非常にプロットが細かくよくできている。 韓国、北朝鮮とも軍事的な突出はそれぞれの国のガバナンスの中で善し悪しはあるものの今のところ抑えられているように見える。しかし、小説のような内乱がおこらないとも限らない。 その場合の危機をどのように捉えるか。ひとつのケースとしても呼べるほどリアリティあふれるタッチは、読者をひきつける。現実に起こった場合はこのようなラストシーンが迎えられるか? 現実は、小説よりも奇なりという諺もある。
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