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政局から政策へ の商品レビュー

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2012/07/31

 過去20年の政治の分析からどのような過程で「政局から政策へ」流れがシフトしたのかを明らかにする。  (齋藤淳氏の著作でもあるように)インフラ整備によって地元の農協や労組を票田とするシステム。官僚の力があり、政策を担い、党は政局をまわしていればよかったシステム。自民党長期化政権期...

 過去20年の政治の分析からどのような過程で「政局から政策へ」流れがシフトしたのかを明らかにする。  (齋藤淳氏の著作でもあるように)インフラ整備によって地元の農協や労組を票田とするシステム。官僚の力があり、政策を担い、党は政局をまわしていればよかったシステム。自民党長期化政権期間はこれらが安定していた。  しかし、それらが崩れ、党の政策が政治の鍵となってくる。それに対応するためにはしっかりした信頼される「政策体系」が必要であると筆者は述べる。  選挙、政策体系、政局の3つを切り離し考える政治の枠組みを転換し、いかにして有権者を説得させるか?政策体系を示す政権公約を磨き、総選挙による有権者の選択を実質的なものにしなければならない。  多くの参考文献からなる学術書ではあるが、選挙でどこに投票したらいいかわからないような方におすすめ。有用なヒントを得られるかもしれない

Posted byブクログ

2010/08/02

[ 内容 ] 歴史の流れと政治の変化を20年のタイムスパンで振り返る。 [ 目次 ] 第1章 戦後政治の成熟―到達点としての中曽根・竹下内閣 第2章 自民党体制の構造と背景 第3章 政策環境の変化と新しい課題の出現 第4章 政治改革の定着―選挙制度改革と政党政治の再編 第5章 ...

[ 内容 ] 歴史の流れと政治の変化を20年のタイムスパンで振り返る。 [ 目次 ] 第1章 戦後政治の成熟―到達点としての中曽根・竹下内閣 第2章 自民党体制の構造と背景 第3章 政策環境の変化と新しい課題の出現 第4章 政治改革の定着―選挙制度改革と政党政治の再編 第5章 行政改革と政治主導 第6章 改革の折り返し点としての小泉内閣―小泉構造改革の意味 第7章 政党間競争と政策体系 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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