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アトポス の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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世界中にばらまかれた…

世界中にばらまかれた謎を御手洗が集約していく。御手洗登場までが冗長な感じはするがスケールはすごい。

文庫OFF

2023/09/22

長かったー。 本編までのストーリーが最後解決に繋がったときの爽快感。ただ、読むのに時間がかかりすぎて忘れてて読み返したりも。御手洗さんの出番は少ないけど、登場の仕方は最高!だし、相変わらず鮮やかな解決だった。

Posted byブクログ

2015/03/06

H27.3.5 ホラーというかオカルトというか の部分が長くてダレる(好きじゃないし)反面、御手洗が登場してからの快刀乱麻ぶりは、いつにも増して鮮やかだった。今回のトリックは、かなりヒントが多くて、それは分かりやすすぎるんじゃないの?というところもあったが、予想外の展開も控えてい...

H27.3.5 ホラーというかオカルトというか の部分が長くてダレる(好きじゃないし)反面、御手洗が登場してからの快刀乱麻ぶりは、いつにも増して鮮やかだった。今回のトリックは、かなりヒントが多くて、それは分かりやすすぎるんじゃないの?というところもあったが、予想外の展開も控えていて、読後感は意外と爽やか。さすが!レオナ松崎・・・暗闇坂の人喰いの木か!

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2014/09/15

「アトポス」島田荘司◆連続する凄惨な事件、犯人は血に飢えた狂女エリザベートか、愛に狂うサロメか。ミステリとは無関係な所で、この書き方ってどうなのかなぁと思う部分があってもやもやしてしまった。雰囲気はあるのですが、石岡くん不在な上に御手洗の出番も少なく、分量のわりに物足りない印象。

Posted byブクログ

2011/09/03

新書版で750ページほどの超大作。かなり気合を入れないと読めない量だ。タイトルの意味は、中身に言及する可能性があるから内緒。今日は一日で一気読み。 前半は昔話でかつ海外でかつオカルト色が強いのだが、それはそれでけっこう楽しめるから不思議だ。苦手なはずだが、そこそこ軽快に読み進...

新書版で750ページほどの超大作。かなり気合を入れないと読めない量だ。タイトルの意味は、中身に言及する可能性があるから内緒。今日は一日で一気読み。 前半は昔話でかつ海外でかつオカルト色が強いのだが、それはそれでけっこう楽しめるから不思議だ。苦手なはずだが、そこそこ軽快に読み進めたのは、文章のノリがよいからだろう。 後半に入ると一転し現実社会におけるオカルト現象になる。読者をして、これをこのままオカルトで終わらせると非常に不愉快だと思わせたころ、ちょうどラスト150ページを残したころに、ようやく名探偵御手洗が登場する。誰もがオカルト結末を予想したころだけに、馬に乗っての登場効果は抜群だ。 もちろんそこからはオカルト色一掃の事実が次々に浮かんでくる。一部(というか少し自慢げにいえば2,3)は想定できたものであるし、少し突飛に過ぎる部分もないではないが、小気味よいエンディングは超大作の疲れを吹き飛ばす。 万人にお勧めできる作品ではないと思うが、最初から張っている伏線といい、長いながらも無駄が少ないこの作品は、島田作品の中でも上位だろうな。

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2009/10/04

分厚い単行本のほうを読みました 安く手に入ったので読んでみたら とまらないとまらない 舞台は現代のお話なのですが 悪女、鬼女で有名なエルゼベート・バートリの話もあります 展開が読めなく、そしてなおかつ面白いので つぎ 次はどうなるのおお の連続 3日くらいこの本に夢中にな...

分厚い単行本のほうを読みました 安く手に入ったので読んでみたら とまらないとまらない 舞台は現代のお話なのですが 悪女、鬼女で有名なエルゼベート・バートリの話もあります 展開が読めなく、そしてなおかつ面白いので つぎ 次はどうなるのおお の連続 3日くらいこの本に夢中になりました

Posted byブクログ

2009/10/04

拷問の描写や少女が逃げるところが、怖くて怖くてたまらなかった。 いろんな意味で身につまされるお話。

Posted byブクログ

2009/10/04

09/06/01読了。 御手洗シリーズ。昔御手洗シリーズを読もうとして一番はじめに読んだやつだった気がする。本筋も好きなんだけど、エリザベート・バートリー婦人の話がワクワクした。ちょっとした冒険小説的な(ラストはホラー)。

Posted byブクログ

2013/01/30

ミステリ倶楽部 定例ミーティング  メンバー5人 課題本『アトポス』 著者:島田荘司 ある土曜日、午後2時。 有紗の住む超高層マンション最上階のラウンジが、いつもの場所。メンバーは、金田春彦、ミタラシ安吾、来栖有紗、栗田エミリ、そして僕・石田和馬の5人。全員25歳の独身。気...

ミステリ倶楽部 定例ミーティング  メンバー5人 課題本『アトポス』 著者:島田荘司 ある土曜日、午後2時。 有紗の住む超高層マンション最上階のラウンジが、いつもの場所。メンバーは、金田春彦、ミタラシ安吾、来栖有紗、栗田エミリ、そして僕・石田和馬の5人。全員25歳の独身。気が置けない学生時代からの友達だ。月に1、2度、ミーティングと称してお茶を飲み、おやつを摘みながら、みんなが好きなミステリ小説のことなんかをワイワイガヤガヤとしゃべり合い、楽しんでいる。 本日話し合おうという課題本は、ミステリ界の巨匠・島田荘司先生が1993年に出した『アトポス』である。ぶ厚い、超大作だ。 メンバーが揃ったところで、金田が口火を切った。 「それじゃあ始めよう。まず、いつも通り星の5段階評価を教えてくれ」 「ゴメン。すまないが、読む時間がなかった」ミタラシが謝った。彼は老舗和菓子屋の息子。修行のため時間がなく、読んでくることは稀(まれ)だ。 「ごめんなさい。私も読めなかったの。途中で気持ち悪くなちゃって。本から血が滴ってこないかしら、というくらいゾッとしたわ」顔を俯けて申し訳なさそうにエミリはそう言った。 「そうか、この本じゃ仕方ないかな。有紗と石田はどうだい?」 「私は、う〜ん、星4つってとこかな」有紗らしくない歯切れの悪い答えだった。 「僕はがんばって星3つ。あまりいい出来じゃないと思った。金田はどう?」 「そうだなぁ。俺は星4つにしようか5つにしようか迷ってるんだ。評価の理由だけど、その前に、読んでいないミタラシとエミリにざっとストーリーを説明しとこうか。石田が話してくれないか。御手洗潔が謎解きを始める前のところまででいいから」 「わかった。じゃあ、抜けたところがあったら補足を頼むよ」 時々本を開きながら、僕は説明を始めた。この長い話の説明は大変だろうと思ったら、案外短い時間で終えることができ驚いた。金田と有紗の補足、ミタラシとエミリの質問を加えても30分かからなかった。ミタラシとエミリの2人ともだいたい理解したようだ。 「それじゃあ、有紗から評価理由や感想を話してもらおうか。できればでいいけど、ミタラシとエミリにネタバレにならないように頼むよ」 「難しいわねぇ。じゃあ簡単に話すわ。血みどろの惨劇、奇妙な建造物、不可能犯罪、破天荒な大トリック、不気味な犯人像、そして名探偵の登場と本格ミステリ・ファンを惹きつける要素がぎっしり。その上社会問題も取り入れているところがさすがだと思ったわ。マイナス点はプロローグが長すぎるところかな。それとエミリの言う通り、気持ち悪いところ」 次は僕だった。 「あまり良い出来とは思えなかった。ミステリとしては普通だな。有紗の言うようにミステリの要素をきちんとそなえているけど、疑問が多いし。たとえば、死海のモスク。なんのために建てられたか覚えているかい。あの目的のために、あんな設計をする建築家はいないよ。出入口だって、あんな大袈裟な仕掛けにする必要はないだろ。それから、プロローグが長すぎるっていうのは同じ意見」 最後に金田が話した。 「俺は面白かったよ。本格要素満載でどんどん引き込まれていったなぁ。プロローグは確かに長いけど、それだけでもひとつの読み物として成立してたよ。石田の言うモスクの設計だけど、あれだから面白いんだよ。普通の建物だったら盛り上がらないだろ。マイナス点はどんでん返しがなかったこと。『水晶の…』みたいに誤導がほしかったな」 金田は島田荘司先生の大ファン。かなり心酔しているようだ。ミタラシに意見を求めた。 「ミタラシは読んでないから、ちょうどいいや。第三者の視点で客観的意見を頼むよ」 「そうだね。読んでないから好き嫌いの主観的意見はなし。まず、3人共通のプロローグが長すぎるっていう点から」そう言ってから、ニヤリとして続けた。 「長いプロローグは〔ピザ〕遊びだよ」 一同唖然。 「えぇ〜、なにそれ」

Posted byブクログ