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こころの旅 の商品レビュー

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2024/10/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

人が生まれてから病を得て死ぬまでの精神的な変遷、課題や起こりがちな問題を、「こころの旅」として段階ごとに追っていく本。 少し時代を感じるところもあるが、特に病の章や老いていく「人生の秋」「旅の終り」章などは著者の神谷さんの長年の臨床や経験に裏付けられていて現代でも示唆に富んでいると思った。それぞれの人生の意義をはっきりと認識できれば、人は納得して人生を終わらせる心づもりができるものなのだろう。「生きがいについて」や「人間を見つめて」でもあった神谷さんの人間に対する温かく真摯なまなざしが感じられる。 「どんな一生を送ってきた人でも、人生の終りに過去のこころの旅路をみはるかすとき、こころというものの変幻自在なふしぎさに感嘆しないではいられないはずである」 神谷さんは人間のこころのふしぎさに感嘆しながら、敬意を持ってその海に飛び込んでいく。他人が海を泳ぐ手助けを、自分の心身をなげうって行う。付属の月報もそうだが、その尊さを強く感じる本だった。 書評もまとめて載っているが、気になる本があったので探してみようと思う。

Posted byブクログ

2017/12/23

人間の一生をたどる仕方で、心の変遷とさまざまな場面で出会う問題について語っています。 誕生から青年期までは、フロイトやエリクソン、ピアジェの説を参照しながら、一般的な心の発達のプロセスが解説されますが、壮年期や老年期に直面する心理的な問題については、著者自身の経験から紡ぎ出され...

人間の一生をたどる仕方で、心の変遷とさまざまな場面で出会う問題について語っています。 誕生から青年期までは、フロイトやエリクソン、ピアジェの説を参照しながら、一般的な心の発達のプロセスが解説されますが、壮年期や老年期に直面する心理的な問題については、著者自身の経験から紡ぎ出された考察が披瀝されています。理論的な説明に偏ることなく、われわれの心の問題に寄り添うような仕方で考察が展開されています。 そのほか、著者の書評や読書日記なども収録されています。

Posted byブクログ

2009/10/04

人間の各々の発達段階における心身の特徴や機能を説いた専門書です。何かの講義のテキストとして使いまして、一度しか読んでないです

Posted byブクログ