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カラーアトラス取穴法 第2版 の商品レビュー

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2010/04/30

鍼灸を学び始めて最初に覚えるのはツボと流注ではないでしょうか。学校の授業でも、先生がモデルの生徒に丸いシールを貼ってツボを教えてくれたことがありました。ツボを覚えていくためには、解剖学的な位置とともに、骨度法と呼ばれる方法で、実際の場所を確かめて行く必要があります。鍼をするはツボ...

鍼灸を学び始めて最初に覚えるのはツボと流注ではないでしょうか。学校の授業でも、先生がモデルの生徒に丸いシールを貼ってツボを教えてくれたことがありました。ツボを覚えていくためには、解剖学的な位置とともに、骨度法と呼ばれる方法で、実際の場所を確かめて行く必要があります。鍼をするはツボですから、鍼灸術を修得するためには、この取穴というものを無視することは出来ません。また治療だけではなく、診察をしたり、病症を確かめるときなどにもまた、流注やツボの知識、正しい位置を知ることは必須となります。  取穴にはを学ぶには実践がものをいいますが、実践を補う直観的なテキストがあると何かと便利だと思います。この『カラーアトラス取穴法』は、ツボの詳しい解説というよりは、取穴をするときの直観的な資料といったものです。実際の人体の写真に書かれた流注とツボの位置を、大きな写真で見ることができます。紙面も大きいのではっきりと分かりますし、実践的です。専門家はもちろん、一般の方にとっても、ツボを見つけるのにいい資料となると思います。  著者は正奇経の理論でも著名な山下詢先生と、経穴の標準化の国際会議のメンバーでもある形井秀一先生です。

Posted byブクログ