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灰色の砦 の商品レビュー

3.7

12件のお客様レビュー

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建築探偵桜井京介シリ…

建築探偵桜井京介シリーズの第四弾。学生時代の京介が巻き込まれた変死事件の謎を推理する。青春小説といった感がある。

文庫OFF

2014/04/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。建築探偵シリーズ4作目。 深春と京介が19歳の頃のお話。 終始深春始点で紡がれる。 2人が出会った下宿”輝額荘”で起こった事件が描かれている今作ですが、2人の互いの呼び名が「栗山くん」「桜井」で、京介の口調もどこか違う。 事件と併せてF・L・ライトの生涯を巡る謎についても多くのページが割かれている。 『翡翠~』でも言及された悲運の建築家・下田菊太郎についても触れられている。 この当時から京介が興味を持っているのが良くわかります。 ラストは切ない結び。 再読のため、作中の些細な描写にはっとさせられることも多い。 作中で京介が”負の建築”について語る場面での 「人類は地球を収奪することで生きている。決して癒されない傷を、かくも大地に残してね」 という科白が印象的。

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2011/07/08

19歳の冬。「輝額荘」という木造下宿で深春と京介が出会った直後、裏庭で発見された住人の死体。内部犯の仕業なのか、皆の「砦」に暗い翳がしのびよる。京介も捜査に駆り出されて、事態は急展開する!

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2010/04/05

ずいぶん前に読んだ本。 過去の話。今回の物語を見る役は深春ちゃん。 かれが京介と出会ったのは、格安の木造下宿「輝額荘」だった。 いい雰囲気で学生生活を過ごしていた中、悲しい事件が…

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2010/01/14

京介と深春の出会い物語で、「苦い青春の一ページ」物語、といった感。案外と犯人はあっさり分かっちゃうなあ。トリック?はまあまあだけど。シリーズものの一作としてはともかく、どうも印象が薄めかという気も。あ、そういえばこの時代背景にはこれがあったのか! 個人的には、「二十年前の事件の真...

京介と深春の出会い物語で、「苦い青春の一ページ」物語、といった感。案外と犯人はあっさり分かっちゃうなあ。トリック?はまあまあだけど。シリーズものの一作としてはともかく、どうも印象が薄めかという気も。あ、そういえばこの時代背景にはこれがあったのか! 個人的には、「二十年前の事件の真相」が私の大好きな某作品を彷彿とさせることもあって、かなりお気に入りかも。こういう過去のトラウマどろどろ暗めの悲惨な話が好き、という歪んだ趣味を持っております(笑)。 あと、建築の方の話としては、密かに「翡翠の城」と繋がってたり。……深春同様?忘れてたけどね。

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2011/07/31

再読。所どころ覚えていましたが、しっかり楽しませて頂きました。深春サイドからの話の作り。京介との出逢い、家族とは?がテーマ。

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2009/10/04

建築探偵シリーズ第四弾。 桜井京介と栗山深春が初めて出逢った時のお話。 舞台は2人が出逢った下宿「輝額莊」 2007.12.2〜12.28。

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2009/10/04

京介さんの若かりし頃・・・。意外な京介さんを発見しました。深春視点な話も面白く、またこれまでの既刊を読んで謎解きにいたる釈然としない奇妙な感がなかったように思えた。話の流れも謎解きから動機に至る流れ、そして終わり。何の疑問もわだかまりもなく読めたと思う。 2006.4読了

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2009/10/04

桜井京介の4巻目です。これを読んだ印象としてはとにかく、深春良いなぁ…です。深春好きです。京介? 京介はその次さ。 思いっきりネタばれしますが、私、ハジメさんが創だというのにはすぐ検討がついてしまって。ハジメって一人だけカタカナなのもおかしいし、なにより従兄弟に「創」がいるんです...

桜井京介の4巻目です。これを読んだ印象としてはとにかく、深春良いなぁ…です。深春好きです。京介? 京介はその次さ。 思いっきりネタばれしますが、私、ハジメさんが創だというのにはすぐ検討がついてしまって。ハジメって一人だけカタカナなのもおかしいし、なにより従兄弟に「創」がいるんですよ…。(読み方はハジメではなくハジムなのですが…) ちょっと狙ってんじゃないのー? て思うこともありますが、全体的に読みやすいです。

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2009/10/04

建築探偵シリーズ四作目。京介と深春が出会った頃、輝額荘での話し。とにかく切ない。そして、フランク・ロイド・ライトに興味が沸いたりしたのでした。

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