ドラゴンランス戦記(2) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
マーガレット・ワイス/トレイシー・ヒックマン著『ドラゴンランス戦記2 城砦の赤竜』読了。安田均の翻訳は安定して読みやすい。 道中で主人公タニスが爬虫類特攻(?)の剣を手に入れるが、生身の人間が圧倒的体格差のあるドラゴンと剣一本で渡り合うのは説得力に欠けるなぁと少し興が削がれていたところ、最終的にはパイロスとマータフルールの同種対決という熱い着地点が用意されているのであった……。(ご都合主義はなきにしもあらずなものの)安易に強敵を打ち破る展開にはならないところに硬派TRPGらしい手触りを感じる。 この巻には色々な角度から「美」を強調した女性キャラクターが何人か登場するが、醜く老い、耄碌しながらも亡くした子を思う雌竜マータフルールの姿が一番印象深かった。
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戦火の中、エルフの恋人ローラナと再会し、苦悩するハーフエルフのタニス。大食漢の戦士キャラモンに恋をした看板娘のティカ。主人公達に同行する謎の老魔術師フィズバン。遂に動き出したドラゴン軍との戦いを描いた、ドラゴンランス戦記第二弾!
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前半の山場、パックスタルカスの攻防戦。 昔読んだ時のような迫力は感じられなかったが、それでもよく練られた展開は楽しめた。
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