ハーフ の商品レビュー

草野たき【著】

2021/07/17

初めは、犬を母親だと子どもに言う父親を面白いと思って読み始めたけれど、主人公が素直にそれを受け入れつつも、本当の母親を知りたいだとか、もう一人加わったら、と考えたりする複雑な心境にけなげさともどかしさを感じた。

いろいろな形の家族があっていいのだと思わせられる本。

2019/08/29

6/30はハーフタイムデー
1年も残すところあと半分となる日。
「ハーフ」つながりで、草野たきさん『ハーフ』をご紹介。

2018/06/11

お前の母親は飼い犬のヨウコだ。そう言われて育った真治。父さんと真治とヨウコ、三人（？）での暮らしが当たり前だと思っていた。そう思おうとしていた。
しかし父さんがヨウコを妻だと言っていること、真治の母親だと言っていることは周りには知られたくなかった。
おかしいことだと思いながら、そう思わないようにして来た日々。そんな真治の思い。
ある日ヨウコが家からいなくなった。そのことで気付く真治の本当の気持ち。本当の気持ちをいつも心の奥底にしまい込んでいたので、それを表に出すことが難しくなっていたことに気付く。
きっと父さんと本当に向かい合うことのできる、そんな日がやってくることを真治は思う。

2017/07/13

暖かい家族のお話。
「家族とは、信じるものだけが見ることのできる幻なのかもしれない」（『ハーフ』解説より）

2010/09/19

「母親は飼い犬のヨウコ」
家事を完璧にこなし、犬のヨウコを奥さんとして溺愛する父親と暮らす小学生の真治。
ある日クラスメイトから「おまえのおやじはふつうじゃない」と言われ、気付かないふりをして父親に合わせていたことに動揺しはじめる。
事実を受け入れられずに生きている父親に葛藤しながら、小学生の真治は前向きに生きようとする。

2009/10/24

僕の母さんは犬なんだ。でも父さんは普通の人間だから、僕はその間に生まれた子だから【ハーフ】だね。

　お母さん…??どこに行ったの?僕をおいて行かないで。どうして…、?

2011/07/03

児童書。うすっぺらくてとてもすぐに読める。「ぼく」の母親、ヨウコは犬。なんともいえぬ優しい話。
2009/8/24

2009/10/04

ＹＡから大人まで楽しめる。
壊れた親を持つ子どもが、まっすぐに育っていく過程が
丁寧に描かれている