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せんねんまんねん の商品レビュー

4.6

8件のお客様レビュー

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2024/01/24

童謡「ぞうさん」の詩をかいたまど・みちおさんの詩をもとにした絵本。延々と続く生命のつながりを描いた詩に伸びやかな水彩画が魅力的な絵本。

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2022/11/29

柚木沙弥郎展で原画を見て購入。 赤から黄、緑、青、紫、茶色までさまざまな色で描かれている。鮮やかな感じではなく、どの色も土の色をふくんだような穏やかな印象。

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2020/02/19

3:20 まどみちおさんの詩の絵本 不思議なテイストの絵で、エネルギッシュ 長い年月の大地の理を描いてる いつ読んでもいいんだけど、年末年始や春向き?

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2019/02/14

悲しい事件が起こるたび 誰が悪いと犯人探し あらゆるいのちと あらゆることは めぐり めぐり からまりあい ささえあい つながりながら つづいてる…… ここ何日も何かが違うと心が落ち着かなかったけど この絵本の中に私なりの答え見つけた。 あらゆるいのちとあらゆること そ...

悲しい事件が起こるたび 誰が悪いと犯人探し あらゆるいのちと あらゆることは めぐり めぐり からまりあい ささえあい つながりながら つづいてる…… ここ何日も何かが違うと心が落ち着かなかったけど この絵本の中に私なりの答え見つけた。 あらゆるいのちとあらゆること その中に自分も含まれていることを忘れてはいけないと私は思う。 誰かひとりが大きく変わらなくても みんなが少しずつ変わるだけで、 世界は大きく変化する!

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2014/03/06

まど・みちおさんの「せんねんまんねん」という詩を絵本に仕立てたもの。 それにしても、素晴らしい絵本の完成度の高さ。 絵と詩がぴったりとあっている。 さいごのページではいきなり永劫の時の中に放り出されて、鳥肌がたつほど。 もしこの詩を朗読するなら、 改ページの場所も考え尽く...

まど・みちおさんの「せんねんまんねん」という詩を絵本に仕立てたもの。 それにしても、素晴らしい絵本の完成度の高さ。 絵と詩がぴったりとあっている。 さいごのページではいきなり永劫の時の中に放り出されて、鳥肌がたつほど。 もしこの詩を朗読するなら、 改ページの場所も考え尽くされたこの絵本の 詩の割り付けを参考にするとよいと思う。

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2015/01/27

きれいだけど、こどもにはわかんないでしょ、…と端においていたのですが。現在、娘(1歳0ヶ月)の一番のお気に入りです。渋茶色と緑青色のワニも好きですが、なんといっても、太古から続く生命の繰り返しを大胆な絵で表現した、“はるなつあきふゆ はるなつあきふゆ」の見開き。これは、何というか...

きれいだけど、こどもにはわかんないでしょ、…と端においていたのですが。現在、娘(1歳0ヶ月)の一番のお気に入りです。渋茶色と緑青色のワニも好きですが、なんといっても、太古から続く生命の繰り返しを大胆な絵で表現した、“はるなつあきふゆ はるなつあきふゆ」の見開き。これは、何というか…すごいです。細胞?たましい?そういうものがたくさんたくさん、カラフルに、きらきらと、輝いているよう。娘はこのページになる度に「うわーぁっ…(ため息)!」と、魅せられています。何度も何度も読んでいるこちらも、ついじっくり眺め、千年万年に思いをとばしてしまう昼下がりです。

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2012/12/10

時代も環境もめぐり、めぐるんだね~。作者が童謡「ぞうさん」の作者で、日本人初の国際アンデルセン賞作家だとは・・・

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2010/01/17

タイトルから思い浮かべたのは、長寿だった。 鶴は千年、亀は万年。 そして、著者のまど・みちお氏自身も100歳を迎えている。 実際は、ひとつのものが長く生きる物語、とはちがう。 帯にあるように、   <いま>は、<永遠>へとつづいている…… 見返しにあるように   あ...

タイトルから思い浮かべたのは、長寿だった。 鶴は千年、亀は万年。 そして、著者のまど・みちお氏自身も100歳を迎えている。 実際は、ひとつのものが長く生きる物語、とはちがう。 帯にあるように、   <いま>は、<永遠>へとつづいている…… 見返しにあるように   あらゆる いのちと   あらゆる ことは   めぐり めぐり   からまりあい   ささえあい   つながりながら   つづいている…… といったことを象徴する世界が展開されている。 本書は、まど・みちお氏の詩「せんねん まんねん」 (初出:1972年 雑誌『びわの実学校』  1973年『まど・みちお少年詩集 まめつぶのうた』(理論社)収録) に、柚木沙弥郎(ゆのき・さみろう)氏が絵をつけたものである。 詩も絵も存在感があり、 それぞれの強烈な個性が沸々と沸き立っている。 詩自体がダイナミックな生命の営みを描いており、 絵もそれに負けない世界観を表現している。 原色ではないのに、 淡い水彩の世界が、濃いものに感じられるのだ。 このつながりは、単純な食物連鎖だけを描いているのではない。 捕食関係も描いているが、そういった外側だけの関係ではなく、 視点が途中で内側で何が起こっているのかに移っていく。 自分の体の中に流れているものの意味を考える。 途中までは、ゆっくりゆっくり ひとつのフレーズにひとつの見開きだったのが、 連鎖がひとつの見開きに収まるシーンが出てくる。 ここで急激にリズムが変わり、はっとさせられる。 その次に一息ついて、 「まだ 人が やってこなかったころの」というフレーズ。 それが、人がこの連鎖に及ぼした影響の大きさを物語る。 私たちは、この大きな流れの中のわずかひとしずくで、 それでもこの流れの中につながって確かに生きてきたのだ。 そして、これからも生きていくんだ。

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