ニッポン泥棒(上) の商品レビュー
本屋をぶらついていたところで、後ろのあらすじをちょろっと見て、興味を持って、購入。 上巻はいわゆる"ジェットコースター"的な展開。 引き込まれる。 内容としてはよくあるもののうちに入るとは思うが、それでも飽きさせないのは、さすが。 これが海外小説だったら、...
本屋をぶらついていたところで、後ろのあらすじをちょろっと見て、興味を持って、購入。 上巻はいわゆる"ジェットコースター"的な展開。 引き込まれる。 内容としてはよくあるもののうちに入るとは思うが、それでも飽きさせないのは、さすが。 これが海外小説だったら、さらにプラスアルファ中東問題だのなんだのが入るんだろうが、日本にとどまっているのは、ハードボイルド?の中では残念な気も。 ただ、日本の読者にはこれがいいのかな・・・。 下巻が楽しみ。
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失業し、妻にも去られた64歳の尾津に、青年は突然告げた。あなたは未来予測ソフトウェア「ヒミコ」の解錠鍵“アダム四号”なのだ、と。ヒミコを狙う強大な勢力の手から、尾津は逃れられるのか?もう一人の解錠鍵“イブ二号”の正体とは?リアルワールドとインターネットを股にかけた、かつてないサス...
失業し、妻にも去られた64歳の尾津に、青年は突然告げた。あなたは未来予測ソフトウェア「ヒミコ」の解錠鍵“アダム四号”なのだ、と。ヒミコを狙う強大な勢力の手から、尾津は逃れられるのか?もう一人の解錠鍵“イブ二号”の正体とは?リアルワールドとインターネットを股にかけた、かつてないサスペンスが幕を開ける。
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これは面白い。 インターネットというデジタルの世界が舞台の話しながら、主人公はネットを毛嫌いする、不器用な元商社マン。 人対人のぶつかり合いを得意とするアナログ人間。 設定が秀逸です。 先が気になる!!
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あらゆる諜報機関から極秘データを盗み出して作られた、驚愕のコンピュータソフト。 その争奪戦に巻き込まれた男の運命は? 膨張するネット社会への恐怖と人の心の強さを問いかける、大沢在昌のサスペンス巨編。
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大沢はハードボイルド作家であってSF作家ではないなぁ、と思う。 以前からこういったSF要素を盛り込む作家だとは理解しているけれど、 妖怪やら怪物ならともかく、IT系の要素を入れると稚拙というか、 少なくとも技術の発展まで予測しきれてはいないので、システム屋としては 鼻からヨーグル...
大沢はハードボイルド作家であってSF作家ではないなぁ、と思う。 以前からこういったSF要素を盛り込む作家だとは理解しているけれど、 妖怪やら怪物ならともかく、IT系の要素を入れると稚拙というか、 少なくとも技術の発展まで予測しきれてはいないので、システム屋としては 鼻からヨーグルトでてきちゃうレベルの事を書いてしまう。
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おー!久しぶりの大沢作品。なかなか凝ってる! 主人公が64歳の割にみょーに若々しい、ちょっと前話題になった某作品みたいだけれど、 それでもさくさく古さを感じずに読めるってのはなかなか。 まずはなぜこの主人公? 目的はなに? この怪しい人は敵?味方? などなど、ひっぱるひっぱる。...
おー!久しぶりの大沢作品。なかなか凝ってる! 主人公が64歳の割にみょーに若々しい、ちょっと前話題になった某作品みたいだけれど、 それでもさくさく古さを感じずに読めるってのはなかなか。 まずはなぜこの主人公? 目的はなに? この怪しい人は敵?味方? などなど、ひっぱるひっぱる。 奇抜な展開がこう、うまく勢いで進むのがカイカン。 なんで満点!といかないかというと、ちょっと手厳しいけれどやはり、 ネットが扱われている作品はでも、難しいね。 Twitter, Facebookが出てこないのは異常に古く感じるもんねきょーび。 掲示板って。ぷふふ。 でも上巻のいい感じの振りに満足。さぁ下巻だ!
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世界シミュレーションソフト「ヒミコ」をめぐる謀略を描いたハードボイルド推理小説。久しぶりに小説読んだけど、これは面白かったです。ただ、話の展開はかなり典型的なので、物語性に重きを置く方にとっては物足りない内容かもしれません。 このテのソフトは少し僕も考えたことがありますが、この...
世界シミュレーションソフト「ヒミコ」をめぐる謀略を描いたハードボイルド推理小説。久しぶりに小説読んだけど、これは面白かったです。ただ、話の展開はかなり典型的なので、物語性に重きを置く方にとっては物足りない内容かもしれません。 このテのソフトは少し僕も考えたことがありますが、この作品はその「闇」を鮮やかに描いている点ではるかに僕の考えを上回っていました。 作中には「穴」というメタファーが頻繁に登場します。 心の穴、国家の穴、体制の穴、組織の穴。 簡単に飛び越えられる穴。埋めないと渡れない穴。 判断を誤ると時間を浪費したり、あるいは転落してしまう。 自分は飛び越えられても、次の人はそれができないかもしれない。 あるフェーズは穴だらけだけど、もうひとつのフェーズでは穴がほとんど埋められていたりする。 こういった、「穴」という視点で読み解くのもまた一興かと思います。
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