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使い捨て店長 の商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

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2022/03/07

恐ろしい。フランチャイズ本部の闇を知った。 365日、毎日15時間働いても月収19万だなんて、やってらんない。読めば読むほどしんどくなった。 それでもコンビニ経営するメリットを書いた章があるのかなともったけど、それもなかったことに恐ろしさを感じた。

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2012/11/27

塾の教室長も見ていてすさまじいと思っていましたが、外食・居酒屋なんかはその比ではないんだろうなあ。今の環境に感謝しなければならないと思いました。

Posted byブクログ

2012/06/21

 本書を読んで、2008年の「名ばかり管理職」という流行語大賞を思い起こした。  「新自由主義」を標榜した小泉内閣が登場したのが2001年。その規制緩和政策が社会に及ぼした結果が、本書のテーマ「使い捨て店長」である。   本書の発行は2008年、政治の影響が社会に浸透し、その政策...

 本書を読んで、2008年の「名ばかり管理職」という流行語大賞を思い起こした。  「新自由主義」を標榜した小泉内閣が登場したのが2001年。その規制緩和政策が社会に及ぼした結果が、本書のテーマ「使い捨て店長」である。   本書の発行は2008年、政治の影響が社会に浸透し、その政策が間違いであったことに7~8年の時間を要したということかと思えた。  本書は、当時の「コンビニエンス店長」や「ハンバーガーショップ店長」等の職種の実態を「現代の奴隷労働」と厳しく指弾している。  しかし、その後の揺り戻しか、私たちの社会は行き過ぎた規制緩和の修正に進んでいるようにも思えることから、本書の役割は十分に果たされたのではないかとも思えた。  本書を読むと、社会が成長するためには、大胆な規制緩和を進める必要はあるが、行き過ぎた規制緩和は人々の生活も社会の安定性も破壊するという壮大な実験を私たちは経験したのではないのか思いを持った。  本書は、当時のあまりにもひどい極端な「ブラック企業」のみを取り上げているという性格上、とんがりすぎた主張のようにも思るが、時代の流れを確認できる本であると思う。

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2011/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] チェーン店舗の店長は「現代の奴隷制度」というべき残酷な状況にある。 その要因は、本部だけが有益な契約構造と、現場の劣悪な労働環境にあった! コンビニエンスストアの店長は、なぜ本部を相手に裁判を起こしたのか? 居酒屋チェーン店の店長が“未払いサービス残業代”を勝ち取った方法とは? 大手ファミリーレストランの店長が過労死した理由とは―? チェーン店舗の現場に巣食う“モラルハザード”という病理が家庭崩壊を生み、超低賃金の労働条件が過労自殺を引き起こす! 豊富なデータと緻密な取材をもとに検証する、本部と店舗をつなぐ構造的問題と“カネの正体”―。 日本の店長を奴隷的環境から解放するための道筋を徹底追究する。 [ 目次 ] 第1章 激安労働力の餌食となるチェーン店の店長 第2章 チェーン店の店長になるには?―フランチャイズに流通する“カネの正体” 第3章 フランチャイズ店長の過酷な実態 第4章 現代の奴隷制度=「雇われ店長」 第5章 モラルハザード化する労働現場の実態 終章 激白!現役マクドナルド店長・高野廣志氏 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2009/10/04

2008/10 話題によく上がる、偽装管理職の問題を何件かの実例を載せながら論じられている。労働者よりの立場から書かれているが、一般的にありふれた論や事象の紹介ばかりで、あまり目新しさを感じない。

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2009/10/04

コンビニやファストフードの店ばかりが街に目に付くようになって大分たつけれど、実際「どうして儲かっているのか」心配になるような店が多いような気がしていた。 少し前に読んだマクドナルドが「藤田商店」時代から今に至るまでのながれを思い出して手に取った。フランチャイズの仕組みが、本部総取...

コンビニやファストフードの店ばかりが街に目に付くようになって大分たつけれど、実際「どうして儲かっているのか」心配になるような店が多いような気がしていた。 少し前に読んだマクドナルドが「藤田商店」時代から今に至るまでのながれを思い出して手に取った。フランチャイズの仕組みが、本部総取りに近いような状態になっていることがよく分かった。 働く場所としての企業選びの難しさを考えずにはいられなかった。今の大学生たちはどうやって就職活動する会社を決めているのだろうかと思う。 6/27

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