#9 の商品レビュー
読んでて、ちょっと話がそれた?と思いながら読み続けて、実はそれ自身が本筋でした。 ちゃんとストーリーは進んでいるのに、いつ、物語が始まるんだろうという気持ちがずっとひっかかったまま、読み終えました。 なんでだろう。 本当はとても情熱的な話だったのかもしれないけど、私の中では...
読んでて、ちょっと話がそれた?と思いながら読み続けて、実はそれ自身が本筋でした。 ちゃんとストーリーは進んでいるのに、いつ、物語が始まるんだろうという気持ちがずっとひっかかったまま、読み終えました。 なんでだろう。 本当はとても情熱的な話だったのかもしれないけど、私の中ではスルスル流れてく感じがしました。 今改めて思い出して、何を感じたか、考えてみると… なんで惹かれたの?どこにそんな情熱が? そんなに夢中になれるもの? つまり、私にとっては眩しすぎる、失ってしまった情熱がそこにあって、それが強すぎて、するするーっと私の上を通り過ぎたのかなぁ。
Posted by
マハさんこんな作品も書くのか〜と思わされる一冊でした。 イメージカラーは赤と黒。 真紅という名前も非常に印象的です。 急展開なシンデレラストーリーかと思いきや、終わり方は切ないものでした。 指輪の箱の使い方が3回ともおしゃれすぎました。
Posted by
壮大なテーマとか思想じゃなくて私小説みたいな印象 紅一色の絵画 指輪 田舎風景 プロットを拾いつつ回収して納得するんだけど 最初の出会いが唐突なんだよなぁ 実在する事柄と酷似はマズイんじゃないかと思ったり イルカとか森ビルとか 上海のイメージがまた新しくなった 現在はまた変化し...
壮大なテーマとか思想じゃなくて私小説みたいな印象 紅一色の絵画 指輪 田舎風景 プロットを拾いつつ回収して納得するんだけど 最初の出会いが唐突なんだよなぁ 実在する事柄と酷似はマズイんじゃないかと思ったり イルカとか森ビルとか 上海のイメージがまた新しくなった 現在はまた変化しているんだろうな
Posted by
アメリカンドリームならぬ上海ドリームと、静かな悲恋の物語。物足りない部分が多いけれの、読み心地が良いので一気に読めた。
Posted by
中国の青年実業家との出会いから、自分の審美眼を開花させていく真紅。異国情緒と近代的な姿を彷彿とさせる上海を背景に進む、ラブストーリー? 久々に読むラブストーリーに、ドキドキ そして登場する美術品とか背景とかにも、想像を掻き立てられて、豊饒な時を過ごした感があります。 しばし忘れ...
中国の青年実業家との出会いから、自分の審美眼を開花させていく真紅。異国情緒と近代的な姿を彷彿とさせる上海を背景に進む、ラブストーリー? 久々に読むラブストーリーに、ドキドキ そして登場する美術品とか背景とかにも、想像を掻き立てられて、豊饒な時を過ごした感があります。 しばし忘れていた言葉が浮かぶ・・・情熱!!
Posted by
とてもロマンティックな作品だなぁと思った。 現在は日本で美術ギャラリーのオーナーで、その目利きの確かさで芸術の保護者たる大手デベロッパーの信頼も勝ち得ている女性が、どうして今の彼女になったのか…その過去が振り返られる。「過去」の主な舞台は上海で、活気のある街の雰囲気がよく伝わって...
とてもロマンティックな作品だなぁと思った。 現在は日本で美術ギャラリーのオーナーで、その目利きの確かさで芸術の保護者たる大手デベロッパーの信頼も勝ち得ている女性が、どうして今の彼女になったのか…その過去が振り返られる。「過去」の主な舞台は上海で、活気のある街の雰囲気がよく伝わってきて、楽しい。 ただ、展開が唐突だと感じた。何故彼女が上海に行くことになったのか…その原因となった出会いの場面が、私にはあまり納得ができなかった。
Posted by
私にも真紅みたいな出会いがほしい…と願いたくなるような出だし。 でも最後はちょっと寂しかったかな…。 凛とせすじを伸ばして、颯爽と自分の感性に正直に生きた女性、真紅。 プリティウーマンのようなラストが待ってるかなと思いきや…。 切ないけど、マハさんらしい作品でした。
Posted by
偶然出会いから始まった恋は大富豪と不思議な力を持つ冴えない女、とはあまりに陳腐な設定と思いきや、ストーリーの展開に引き込まれた。月曜9時のラブストーリードラマのようではあるが、様々な謎も散りばめられた、まさにドラマチックな恋愛小説。
Posted by
このところ原田マハさんばかり、、、。 舞台は勢いのある中国。 経済成長も著しく、 中国の現代アートの注目度も高い昨今。 「どうしても手に入れる、そう強く想像すること、それがいま、この国を動かしている。この国は、十三億人の想像力の上になりたっているんです。私たちこそが、世界の覇者...
このところ原田マハさんばかり、、、。 舞台は勢いのある中国。 経済成長も著しく、 中国の現代アートの注目度も高い昨今。 「どうしても手に入れる、そう強く想像すること、それがいま、この国を動かしている。この国は、十三億人の想像力の上になりたっているんです。私たちこそが、世界の覇者なのだというイマジネーションの上に」 イマジネーション。 想像もしなかったことだった。 欲望=想像力とは。 原田マハ作品の軸に実存する絵画がモチーフとして使われることが多い。それゆえ、今回も期待していたが今回は、、。 それともなにかわかならいようなメタファーが隠されているのか。 この小説に感化され、中国アートをこの目で観ようと思い立ち、横浜美術館の蔡國強展:帰去来にも足を運んできた。 2008年 3月21日 宝島社 写真:やなぎみわ ブックデザイン 木村美晴
Posted by
2012.06.27読了。『カフーを待ちわびて』の作者。…映画観てないけどw 中国美術のキュレーターの恋愛小説。勢いがあって楽しくて引き込まれて、一気に読めました。これも映画化に向いていそう。大半が中国での話なので、人の名前がちゃんと読めずに苦労した。王剣(ワンジェン)、江梅(ジ...
2012.06.27読了。『カフーを待ちわびて』の作者。…映画観てないけどw 中国美術のキュレーターの恋愛小説。勢いがあって楽しくて引き込まれて、一気に読めました。これも映画化に向いていそう。大半が中国での話なので、人の名前がちゃんと読めずに苦労した。王剣(ワンジェン)、江梅(ジェイメイ)、日本語読みしちゃう。ちゃんとハッピーエンドにならないのは冒頭からして読めましたが、素敵なSTORYだっただけに、100%幸せなお話で読みたかったな。
Posted by