マイカのこうのとり の商品レビュー
あとがきにある通り、結末で主人公マイカと一緒に置き去りにされてしまった感がある。 自分よりも弱い、小さな命を守りたいと感じる様子は万国共通で、マイカのいじらしさには共感する。 大人の様子も幼年向きだからと甘くなく、現実的に描かれている。 しかし「おませな」フィープヘン・クラウゼに...
あとがきにある通り、結末で主人公マイカと一緒に置き去りにされてしまった感がある。 自分よりも弱い、小さな命を守りたいと感じる様子は万国共通で、マイカのいじらしさには共感する。 大人の様子も幼年向きだからと甘くなく、現実的に描かれている。 しかし「おませな」フィープヘン・クラウゼには、ぎょっとしてしまう。日本人なので、ここで物語の流れに乗れなくなってしまうのだ。 大人には「上田さんの新刊ですよ」と勧められても、子どもには直接手渡しにくい…。
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