にく の商品レビュー

村上祥子【作】,オームラトモコ【絵】

2012/10/12

[江戸川区図書館]

同シリーズの「さかな」と一緒に読みました。
http://booklog.jp/users/akiuwa/archives/1/4323028814

各種の肉が並んで、それらを使った料理が示されて、と調理の段階を見せた後に、出来上がっているスパゲッティの元であるコムギまでを逆の順で見せていき、最後に子どもにも作れる簡単なミートソースの調理法が紹介されている、という本です。

ただ、冒頭「にく」と書かれた内表紙を開いた途端にミートソースがあったことには、やや当惑しましたし、「ミートソースの中の肉かな？」と思っても複数の"肉"の絵が表示されただけの次のページからはその意図が汲み取れず、一緒に「さかな」を読んだために、やはり"肉料理としてのミートソーススパゲッティか"と理解できたくらいです。

同じ作りでもごはんとサバの味噌煮という組み合わせで紹介していて自然な流れの「さかな」に対し、「にく」はコムギからパスタ、肉料理としてミートソースというやや中途半端な作り。これよりコムギからパンにして、肉料理としてはハンバーガー(ハンバーグ)としたほうがよほど良かったのでは？と思いました。