ギャラクシー銀座(1) の商品レビュー
「ここに頭のおかしい人がいます!助けてください!」と警察に電話しようかと思った。 まったく意味がわからないので自分が面白いと思っているのかつまらないと思っているのかすらよくわからなくなった。あえて言えば「こわい」かもしれない。 どこか暗い部屋の中で行われている何かあやしげな儀...
「ここに頭のおかしい人がいます!助けてください!」と警察に電話しようかと思った。 まったく意味がわからないので自分が面白いと思っているのかつまらないと思っているのかすらよくわからなくなった。あえて言えば「こわい」かもしれない。 どこか暗い部屋の中で行われている何かあやしげな儀式を見てしまったような印象。漫画全体が深夜ラジオのようなひっそりとしたアンダーグラウンドで妖しげな空気に包まれている。 2巻以降も読んでみたい気持ちはあるのだけど、はたしてこれを読み続けてもいいのだろうか?(自分の脳的に) ちょっと躊躇している。
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最初はただシュールを振り回すだけの強引な漫画かと思っていたが、実はものすごく計算されたギャグなんじゃないか?と思わせるような説得力と狂気!問題作です!
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ギャグ漫画なんだろうけど、笑えない。ギャグが滑っているのではない。笑っちゃいけないような重苦しさが全編に漂っている。 内容自体に大した意味はないんだろうけど、読んでる時の閉塞感を覚える感覚がなんとも言えない。走るホストクラブニューファラオ回だけは唯一和む。
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理解出来なかった…… 分かりやすいギャグ(それすら自分が勝手に解釈してる部分もありそうだが)も無いわけではないけど、いかんせんシュール過ぎる…… 何度も読み返せば、理解出来るようになっていくのか?
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嵐のように繰り出される名言の中でも、「ヘルスにしてたか?」は秀逸です。 「くまちゃん、かわいそう」が2009私の流行語大賞だった。
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全4巻 ラストまで行って再読しない訳にはいかないのです。 全てだと思いました。宇宙の。 私は、すでに 竹やぶに入っていた。
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全4巻読了したところ。なんと言っていいか、言葉が出ない。そういう意味で、今時珍しい圧倒的なオリジナリティの作品。 全人類に捧げる\\\"how to悟り\\\"最終章!! と帯にあるが、この作品の関心は常に(((真?理)))に向いていると言っていいだろ...
全4巻読了したところ。なんと言っていいか、言葉が出ない。そういう意味で、今時珍しい圧倒的なオリジナリティの作品。 全人類に捧げる\\\"how to悟り\\\"最終章!! と帯にあるが、この作品の関心は常に(((真?理)))に向いていると言っていいだろう。その熱意の前では全ての価値観は自己愛のゲームとして相対化されギャグにしかならない。この作品を読んで一層真理とは何か、さっぱり判らなくなってしまった。 覚醒剤は出てくるがその実はハリガネだし、サイケデリックさに於いては小池桂一の\\\"ウルトラ・ヘヴン\\\"のようにサイケデック物質によって定型的に修飾された意識状態感があるわけでもなく、それよりは連合弛緩と脱臼しつつ横滑りしてゆくイメージの連鎖具合が統合失調症の様でもある。不条理を不条理のまま、あるがままとして臆面もなく叩きつけてゆくストーリー展開は、しりあがり寿の\\\"真夜中の弥次喜多さん\\\"と往年の根本敬のミクスチャー、またはデヴィッド・リンチを彷彿とさせる。 山本精一をBGMにこのマンガを読んでいるとき、実際に自分自身を取り巻く状況が判らなくなって混乱してしまった。前半の分裂したストーリーとイメージ戦略が後半に収束してゆく様はスリリングで息をのむ。 つ ま り 全人類の脳の中にはネ申という虫が住んでますよ! っていう話。 あーこわ。
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