古事記への旅 の商品レビュー
『古事記』の本文を引用して、その内容についての解説をおこなうとともに、その舞台となっている大和・出雲・筑紫などの地に、『古事記』で語られている物語のよすがを求めている本です。 著者は「はじめに」のなかで、「古事記への旅」というタイトルについて、「この書はいわゆる旅行記ではない。...
『古事記』の本文を引用して、その内容についての解説をおこなうとともに、その舞台となっている大和・出雲・筑紫などの地に、『古事記』で語られている物語のよすがを求めている本です。 著者は「はじめに」のなかで、「古事記への旅」というタイトルについて、「この書はいわゆる旅行記ではない。またその名所案内記でもない」と述べつつも、「私は過去三十年間にわたって、主に『古事記』の神話の遺跡、その風土環境などを探訪してきた。それが可能なれば、神話をその歴史的風土の中に還元して何ものかをつかもうという旅なのであった。つまり神話の土着性を探るための旅であった」と述べています。 『古事記』の神話の世界について、読者が親しみをもつことのできるような内容の入門書であるように思います。
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複雑で分かりにくい古事記の神話の世界を、系統立てて整理してあり、とても分かりやすかった。大人の入門書としてイチ押し。 古事記の神々をまつる神社が、島根をはじめ全国各地に残っており、人々は古来から祈り、そして、脈々と受け継いできているのだと、地味に感動。こうして学ぶと、何気なく通り...
複雑で分かりにくい古事記の神話の世界を、系統立てて整理してあり、とても分かりやすかった。大人の入門書としてイチ押し。 古事記の神々をまつる神社が、島根をはじめ全国各地に残っており、人々は古来から祈り、そして、脈々と受け継いできているのだと、地味に感動。こうして学ぶと、何気なく通り過ぎていたいつもの風景も、意味を持ってまったく別のものに見え出すのが不思議です。
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[ 内容 ] [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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