探偵を捜せ！ の商品レビュー

パット・マガー(著者),井上一夫(訳者)

夫を殺した妻が、家を…

[文庫ＯＦＦ]

夫を殺した妻が、家を訪れた四人の客の中から夫が雇った探偵を見つけ出さなくてはいけなくなる。

2019/08/11

主人公が思いっきりイヤな女！！人間の心理描写や性格の書きわけにかけて、作者の右に出るものなし。それに、犯罪者視点で探偵を探すのは面白い。勧善懲悪で安心して読める。

2018/05/16

再読。
もうチョット犯人の美女に感情移入できると、あのラストで衝撃を受けるんだけど。
酷いんだよね、この女性。

2016/12/27

55年前の翻訳だから、しかたがないのかもしれないが・・・
言葉が古臭い上に、所々意味不明な訳などあって正直読むのが苦痛だった。
たったＰ239の作品を読み終わるのに十数日かかってしまうほどだ。

犯人が探偵を探すという設定は面白いと思う。
本で読むより、舞台でやった方が面白くなるんじゃないかな～

2024/01/29

貫井徳郎『被害者は誰？』で興味を持ち、購入。
かなり強引な展開ではあるが、スリリングで面白い。
タイトル通りの設定がいい。
古臭い翻訳は、主人公のキャラに合っていないように思う。

2014/11/12

逆転のアイデアによる新鮮さのみならず、犯罪を客観ではなく主観で体験できる楽しさが良いですね。最後にやってきた作家のおっさんは我儘すぎ！

2014/10/14

シンプルで面白かった。最後の自滅があっさりすぎる感じもしたけど、探偵が心理戦で勝利すると犯人視点の物語ではなくなってしまうし、追いつめられた犯人の心理状態からすれば、ああなるのがリアルなような気もしてきた。

2014/07/06

犯人が探偵を探すというのが面白そうで買った。あと、前に読んだ、同著者『七人のおば』が面白かったので。

結果、探偵が最初に出てきた時のあたりのところで気づけば、それで終い、そんな感じ。
もっと期待してたのになぁ…

2014/03/01

犯人のおまぬけぶりが面白くて帰りの特急で一気に読んでしまった。下手な鉄砲過ぎて無駄に殺し過ぎだろと思いつつ、最初はほほえましい馬鹿な殺人犯というコメディの読み方をしていたけれど、トミーを殺したあたりからこの女のサイコっぷりが怖くなった。

2013/07/27

金持ちだが病弱な夫を病死に見せて殺害し、財産と自由を得ようとする若妻がいた。しかし夫は妻の企みを察知し、妻の行いを暴く探偵を呼んだと告げる。

夫殺害後に、夫婦の所有していたホテルに四人の客が来るが、誰が探偵なのかわからない。疑心暗鬼に駆られる妻。果たして探偵は誰なのか。

今まで読んだ中で全く異色の推理小説で、犯人視点のものはいくつか見たことあっても探偵がまるでわからないというのは初めて読んだなー。誰が探偵かわからなくてだんだん焦りまくってる犯人の心理描写がリアルで、「やっぱこの人が探偵じゃね？」「いやいや彼は違うよな。。」と自分も犯人と一緒にハラハラ悩みまくった。

探偵だとわかるでっかいヒントが堂々と出てるのに見逃してしまい、やられた感ありまくり。50年以上前の作品なのに良くできてて楽しかったです。