水上勉全集 17 の商品レビュー
古河力作さんの弟である 古河三樹松さんと親交があった方から この一冊を教えてもらった。 あとがきで 水上勉さんが ー私は天下国家について大きく発言するるのは嫌いである しかし、天下国家の片隅にあって、天下国家の運命に踏 みたたかれていく人生についの関心はふかくある。 (中...
古河力作さんの弟である 古河三樹松さんと親交があった方から この一冊を教えてもらった。 あとがきで 水上勉さんが ー私は天下国家について大きく発言するるのは嫌いである しかし、天下国家の片隅にあって、天下国家の運命に踏 みたたかれていく人生についの関心はふかくある。 (中略) 力作の人生を掘りおこすことで、この国のありようとい うものに、自然とつきあたり、ひとことでいうなら、明 治も今もかわっていない国柄というものについて、ずい ぶん考えさせられていった。 と書いておられる。 1973年10月25日の日付であるが 残念なことに この2025年の今も この気配を濃厚に感じてしまう。
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