ジョルジュ・バルビエ画集:永遠のエレガンスを求めて の商品レビュー
高級感のあるデザインとおしゃれな服をきた人たち 解説も面白みを帯びたものばかりだったのでゆっくり読みます。
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※このレビューにはネタバレを含みます
アール・ヌーヴォーの華やかなりし世界。 高級挿絵絵本の美麗。 ファッションポスターの豪華。 そして、ギリシア趣味、日本趣味、中国趣味とさまざまに味付けされたイマジネーション。 史実と一致していない、「幻想」=「妄想」である。 だが、それでもイリュストレの描き出した夢は美しい。 バルビエが絵を担当したピエール・ルイス著の『ビリチスの歌』は、百合スキーにとっても至高の一品。 この本に収録されたイリュストレ類は、バルビエのほかの画集と比較すると色彩調整にすぐれ、訳文もまたひねりを効かせてある。 それを良しとするかどうかは、人それぞれ。私は気に入りました。
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【08.6/図書館】 「フランス文学者」という一言だけではすまされないだろう、フランス文学者・鹿島茂氏のコレクションからなる本のようですが、バルビエの作品の優雅さ・美しさ、この本自体の装丁の美しさ、そして鹿島氏の解説、どれをとっても見応え読み応えバッチリです。 グラッフィック作...
【08.6/図書館】 「フランス文学者」という一言だけではすまされないだろう、フランス文学者・鹿島茂氏のコレクションからなる本のようですが、バルビエの作品の優雅さ・美しさ、この本自体の装丁の美しさ、そして鹿島氏の解説、どれをとっても見応え読み応えバッチリです。 グラッフィック作品であるがため、美術史的にはあつかわれずに、軽視されてきた向きがあるそうなのですが、そんなことで埋もれていたなんてまったく信じられませんね。 しかし鹿島さん、本当にどれだけフランス好きなんだか…。 この広い興味と深い知識には、心の底から敬服してしまいます。
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