野盗伝奇 改版 の商品レビュー
長編1作品収録
長編1作品収録。 尾崎秀樹氏の解説によると、「昭和31年5月から翌年2月へかけて、共同通信をとおし地方紙に連載された伝奇長編である。」「この長編は松本清張としてははじめての新聞小説だったと思う。」とのこと。 関が原後、大坂の陣前の戦国末期、野武士(野伏せり・群盗の方がしっくり...
長編1作品収録。 尾崎秀樹氏の解説によると、「昭和31年5月から翌年2月へかけて、共同通信をとおし地方紙に連載された伝奇長編である。」「この長編は松本清張としてははじめての新聞小説だったと思う。」とのこと。 関が原後、大坂の陣前の戦国末期、野武士(野伏せり・群盗の方がしっくりくるか?)の話。最初の展開はどこかで読んだような…。 伝奇と銘打ってある割には、それほど荒唐無稽ではなし、主人公も善人では無いが悪人と言うほどでもなく、といってやっぱりいい奴でも無い。松本清張という人は真面目な人なんだなあと思いました。
長束
貰った本。 冒険あり、殺陣あり、美男美女のロマンスありで、ハリウッドがのどから手を出す程ほしがりそうな、よくできたエンターテインメント小説。楽しませてもらった。 短編「地方紙を買う女」では、地方紙に野盗伝奇を連載する作家が活躍する。こういった遊びは好きだ。
Posted by
- 1