高松宮日記 3 の商品レビュー
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1995年刊。昭和天皇の実弟で海軍士官の高松宮宜仁親王。本書は戦前・戦中の日記を集録したもの。3/8巻中。本巻は1940年5月~41年12月(太平洋戦争開戦月)まで。身辺雑記も多いので、面白そうなところを探しながら読んでみた。開戦直前で、艦艇での砲撃訓練の増加が伺われる。当然、戦艦などによる対空戦闘訓練も多いが、著者は奏効しないだろうという印象を有しているよう。本書に限らず、海軍艦艇の現場サイドでは対空戦闘の困難さ、換言すれば航空機の優位性を肌で感じていたと思しき記述の書を散見するが、本書もその一か。
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