里山の一日 春の日 の商品レビュー
今森光彦 著「里山の一日 春の日」、2008.3発行。春はみずみずしい生命が誕生する季節。早春の香りフキノトウ、メダカのいる田んぼ、輪を描きながら舞うトビ・・・。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
春夏秋冬ある「里山の一日」シリーズが好きで、通勤している自治体の公立図書館で借りている(地元の図書館には未所蔵なのだ) 今度異動するので相互貸借ではすぐに借りられなくなってしまうので、早めに借りた 琵琶湖周辺の春の里山で撮影した写真とエッセイ集 暦の上では春になったが、関東は記録的な豪雪となった そんな今日のお昼頃、流れゆく車窓に融け始めた雪の白さとまぶしさを感じながら、遅れて走る電車の中でよんだからか、春が待ち遠しくなった 私が大嫌いなはずの蝶(ベニシジミ)の口のくるくるが少し好意的に見えたり、起き抜けのニホンアマガエルとニホンカナヘビがかわいらしかったり、カンサイタンポポの花粉にまみれるナナホシテントウがいとおしかったりする そして、きらきらした水滴ひとつぶが宝もののようだったり、下を向いて咲くカタクリが地面の動植物に春を囁いているようだったりする 今森さん、ありがとう!
Posted by
- 1