ロードバイクの科学 の商品レビュー

スキージャーナル

2021/10/08

ロードバイクに乗っていて疑問に思っていたこと、一人で走るときと二人で走るとき、それ以上で走るときはどれくらい空力が違うのか。
コーナリングの際、ホイール回転の反作用はどの程度曲がる力に反映されているのか。
その他自転車に関する物理的なデータ、思いつく限りのものがほぼ網羅されている。
しかも丁寧に全ての数字の根拠から計算式まで細かく記載されているので、数式は全く理解できないものの(^^;)、話の信頼性が非常に高い。
著者はかなり乗っているサイクリストのようで、実走による実験も多く行なっていて机上の空論に終わっていない。
バイクコントロールのテクニックも満載で、理論に裏打ちされ、なおかつ著者自身が実践している数々のテクニックはハイレベルすぎて真似できないものが多いものの、とてもタメになる。
総じて、数式まで真面目に読んではいられないが、他ではなかなか得られない非常に信頼度の高い情報が一冊にパンパンに詰め込まれていて、とても稀有な一冊。

2019/06/25

著者はロードバイクが趣味で，本業は自動車の開発(ホンダ)らしく，タイトルの「科学」に違わない興味深い内容だった。
2倍のスピードには8倍の馬力が必要といった力学から，無酸素で乳酸が溜まるわけなど生化学まで網羅。小ネタも愉しい！

2013/08/15

題名に恥じない科学的に書かれたロードバイクの速く乗るための指南書
へっぽこローディーの自分が本書の内容を物するにどれだけかかるかわからんが、これだけまとまった内容の本はありがたい

2013/08/04

自転車という乗り物をここまで科学的に分析した名著！
流体力学をかじっていたおかげで理解できた。
大学で学んだことを初めて使った(＠_＠;)

2013/06/22

いやぁ、世の中スゴイ人がいるものだ。
著者の「ふじいのりあき」さんは本田技術研究所のエンジニア。
副題に「理屈がわかればロードバイクはさらに面白い！」とあるがまさにそのとーり。
⇒理系過ぎて文系男にはついていけない箇所多々ありだが(^_^;)
空気抵抗やぺダリング、エルネギーマネジメントなどなど、実際走るときに気をつけてみよう！

2012/12/22

自転車のケイデンスとパワーの関係、ブレーキングやコーナーリング、車道を走る際の車からの死角と反応速度、峠越えのエネルギーマネジメントなどを定量的に分析。面白かったのは、坂を上るときダンシングよりもしっティングで上った方が効率的とのこと。
ぱっと読んだ感じでは、以前の「スノーボードの科学」の方がインパクトがあったが、まだロードバイク初心者なので、１年後に読み直したい。
しかしこの作者（ホンダのエンジニア）はすごい。

2012/12/05

ロードバイクに乗っていれば湧く疑問に理論に基づいて答えてくれる本！
基本的な内容を奥深く掘り下げて説明してくれるのでとても興味深い。
走法についての課題等、今の自分に足りない所が良くわかった。
メンテナンスの詳細は書いていないけれど、ベースとなる部分は書いてあるので、専門書でない限りこの内容で十分なレベルだと思われる。
自転車乗る時に気をつけるべき点が書いてあって良かった。
ただし、他の人も書いている通り、文系の人からすれば計算式が難解なので、３回くらい読んでやっと７割程度の理解ができると思われる。
そのため★４つ。それ以外は◎。

2012/05/09

それなりに乗り込んでる人向け。……なので寝る前に寝転がってつまみ読みできる判型がよかったなぁ。あとメカニック部分はホイールの組みかた、ブレーキシューの調整くらいしか書いてなくて偏りすぎ。
著者の経歴的に仕方ないのだろうけど、クルマに例えてる部分がちょっと多くて鼻についた。わたしクルマの免許もってないので。

2011/03/26

さすが技術者。書いてある数式がぼくにはわかんない。でも、視点がまったく違うので、改めてロードバイクの凄さがわかる。

2010/08/04

普通の自転車本とは違う切り口で書いてあり、それが新鮮であり、けっこう目からウロコでした。説明が総じて論理的でわかり易くホイールをじぶんで組めそうな気にすらなりました。ただ文系には随所に現れる数式は少し難しかったです。