愛と混乱のレストラン の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この小説がやばい!の1位になってるのを見て手に取った作品。 最初はありがちな展開で、これが本当に面白くなるのかなーあんま理人好みじゃねーなぁ、と思いながら読んでいたんですが、1巻が終わる頃にはもう夢中。 次!次!と叫びながら2巻読んで、3巻読み終わった翌日には番外編を買いに走り、その3日後には小冊子の申し込みを完了させていました。 3巻の、美味しいって久我の料理を食べるシーン号泣した。 高遠さんの心理描写はものすごく感情移入させられてしまう。 麻生さんの挿絵も雰囲気合ってて良かったです。
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フレンチレストランの総支配人×引き抜かれてやってきたシェフ。 読み始めは、総支配人、理人の「人は見かけが九割なんだ」とか、夢を食わせて金を落させるとか、不遜な態度に絶句。 そんな奴が修司に土下座すれば、やっぱり溜飲が下がるかも。なんて、読んでいてそんな気になったけど。 そうじゃ...
フレンチレストランの総支配人×引き抜かれてやってきたシェフ。 読み始めは、総支配人、理人の「人は見かけが九割なんだ」とか、夢を食わせて金を落させるとか、不遜な態度に絶句。 そんな奴が修司に土下座すれば、やっぱり溜飲が下がるかも。なんて、読んでいてそんな気になったけど。 そうじゃなかったんですね。 理人の今までの人生を修司目線で知ることによって、何故彼がそんなに虚勢を張って生きているのか、やっと理解。あぁ、そうだったのかと、ものすごくやるせなくなります。 修司も同じく、理人が必死に求めているものを理解したから、店を辞めなかったんですね。 不覚にも、BL要素以外のところで感動してしまいました。 修司の料理や食事に対する心構えとか、厨房内の活気あふれる光景とか。 次回に期待大です。
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舞台は赤字続きで休業中のフレンチレストラン「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」。崖っぷちレストランを立て直すため、本社から総支配人として出向してきた鷺沼理人は、人気若手シェフの久我修司を引き入れようとしますが、無下に断られます。 それでも粘る鷺沼に、久我が出したのは「自分の言う事を何で...
舞台は赤字続きで休業中のフレンチレストラン「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」。崖っぷちレストランを立て直すため、本社から総支配人として出向してきた鷺沼理人は、人気若手シェフの久我修司を引き入れようとしますが、無下に断られます。 それでも粘る鷺沼に、久我が出したのは「自分の言う事を何でも聞く」という条件。 BLでこれが出ればありがちなエロ展開だろう思いきや、予想は外れて最後にちょっとキスするぐらいですw 暴力俺様シェフ×ワケあり鉄仮面エリートがツボ……というか受けがツボ。支配人かわいい。 あと、書き下ろしの「愛よりも甘い」がすごく良かったです。可哀想で泣けるんじゃなくて、幸せなシーンで泣けるお話はいい作品だと思う。
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さすが高遠さん。わくわくしながら読める抜群の安定感。いろんな伏線を散りばめながら、主役二人が互いを意識しはじめたところで幕引き。続刊が手元になかったら、もんどり打つ面白さ。
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タイトル:愛と混乱のレストラン 著者名:高遠琉加 イラスト:麻生海 ■Story■ 赤字続きで休業に追い込まれたフレンチレストラン 「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」復活のため本社外食事業本部から 出向してきた鷺沼理人は、若手シェフ・久我修司の引き抜きを試みる。 確かな腕を持ちな...
タイトル:愛と混乱のレストラン 著者名:高遠琉加 イラスト:麻生海 ■Story■ 赤字続きで休業に追い込まれたフレンチレストラン 「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」復活のため本社外食事業本部から 出向してきた鷺沼理人は、若手シェフ・久我修司の引き抜きを試みる。 確かな腕を持ちながら暴力沙汰を起こし、今は実家に戻っているという久我は、 理人の依頼を「あんたが気に入らない」と言下に拒否する。 それでも通い続けてくる理人に久我が提示した条件は 「言うことをなんでも聞く」というとんでもないものだった。 しかし、ある理由から店の再興を失敗できない理人は、 その崖っぷちの選択を呑むことに。 “夢の庭”の実現は果たして―。 ■感想■ 短気な久我修司が、よくまぁ…耐えれたものだ。 それだけ鷺沼理人とは、良くも悪くも印象深い男なのだろう。 しかし、鷺沼理人の過去には衝撃を受けた。 だからこそ、自分の足で立ち何が何でも成功させなくては、 と言う気持ちが強かったのか。 そんな、ちょっと突けば粉々になりそうな理人の心救えたのも 傍若無人な男だったからこそなのでは。 こんな素敵な店があるならば、ぜひ食べに行ってみたい。 ちょっと値段は張るだろうが。
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舞台はレストランなのに、食に対する考え方の正反対なシェフ・久我と支配人の理人では、ことあるごとにぶつかるのも当然と言えば当然で。相容れることはなさそうだった二人が、理人の仮面の内側に潜むものがこぼれることによって近づき始め、その関係のなりゆきから目が離せません。素の理人があまりに...
舞台はレストランなのに、食に対する考え方の正反対なシェフ・久我と支配人の理人では、ことあるごとにぶつかるのも当然と言えば当然で。相容れることはなさそうだった二人が、理人の仮面の内側に潜むものがこぼれることによって近づき始め、その関係のなりゆきから目が離せません。素の理人があまりにも痛々しくて胸に来ました。
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お仕事ものが好きなんで、もうちょっとレストラン部分が詳しくてもいいかなぁ。 二人の距離がなかなか縮まらないところがむしろ良い。強気で脆い受の殻を傲慢な攻がどう崩すのか、次巻が楽しみ。
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傲慢横暴シェフ(久我)×ツンツン美人総支配人(理人) 後半になるにつれ、どんどん引き込まれていきました。 理人の不幸な生い立ちゆえの繊細さ、不器用さに泣ける。 久我、傲慢横暴シェフとか言ってごめんね。期待してるよ。 理人を早く幸せにしてあげてー 全3巻ということを後から知りました...
傲慢横暴シェフ(久我)×ツンツン美人総支配人(理人) 後半になるにつれ、どんどん引き込まれていきました。 理人の不幸な生い立ちゆえの繊細さ、不器用さに泣ける。 久我、傲慢横暴シェフとか言ってごめんね。期待してるよ。 理人を早く幸せにしてあげてー 全3巻ということを後から知りました。なんてこと! お読みになられる方は、全巻揃えてからのほうが良いと思います。 ツン(デレ)・不器用・トラウマ持ち(微妙だけど)な受が好きな方には特におすすめかも。私は好物。
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私が唯一作家買いしてる小説家さん。 潰れそうなフレンチレストランを立て直すために レストランが所属する外食チェーンの本社から来た エリート支配人理人(受)が、スカウトしてきたのは 若手で有能なシェフだが暴力事件を起こした久我(攻)。 料理をおいしいと思えないのに、とある理由から...
私が唯一作家買いしてる小説家さん。 潰れそうなフレンチレストランを立て直すために レストランが所属する外食チェーンの本社から来た エリート支配人理人(受)が、スカウトしてきたのは 若手で有能なシェフだが暴力事件を起こした久我(攻)。 料理をおいしいと思えないのに、とある理由から 必死で店の再興に励む理人と 俺様で野性的な久我はことごとく反発しあう。 前半は理人のエリートっぷりが鼻について 本当にいやな奴だと感じるのですが、後半理人が 必死でレストランを立て直そうとしている理由と 「料理をおいしく思えない」理由が判明してグっと来ました。 おいしいご飯を「おいしい」と思うなんて普通なことなのに そんな普通の感情を持てなくなるのは、本当に悲しい。 高遠さんは本を出されるごとに文章がどんどん上手くなっていく。 特に心理描写が巧みな作家さんなので 理人と久我のふたりの気持ちにどんどん引き込まれていきます。 そして、この本を読むとお腹がすきますw 文章だけでも「おいしそう」と感じる料理描写が出てくるので 夜中とダイエット中は、読むのは避けたほうがいいかもw
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個人的に、2008年で一番の収穫!…って感じです。(読んだのが12/31だったので) 「嘘は書いてないけど、全てを語っているわけではない」叙述のうまさに、「そうそう、これも小説という媒体の魅力だよね」と再認識しました。 ――ってか、3巻出るまで手を出すんじゃなかったと、ちょっぴり...
個人的に、2008年で一番の収穫!…って感じです。(読んだのが12/31だったので) 「嘘は書いてないけど、全てを語っているわけではない」叙述のうまさに、「そうそう、これも小説という媒体の魅力だよね」と再認識しました。 ――ってか、3巻出るまで手を出すんじゃなかったと、ちょっぴり後悔。2巻の終わり方じゃ、待ちきれません(笑)
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