翔べ!わが想いよ の商品レビュー
とても読みやすいです…
とても読みやすいです。気づいたら読み終わってる!見たいな感じです。
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自伝的エッセイ。小説…
自伝的エッセイ。小説と違ってサラッとしてるし、内容が他の作品と被るところもあったが、細かいエピソードや、作者の心象風景がよかった。
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なかにし礼の自伝。満…
なかにし礼の自伝。満州から帰ってきてからのエネルギーはスゴイ。
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「赤い月」と「兄弟」を読んで、なかにし礼自身や、両親や兄の事をもっと知りたくなって読んでみた作品。 この作品は、なかにし礼の自伝的エッセイで、生い立ちから最近までが描かれている。 「赤い月」は引き上げ船が日本に着いた所まで、「兄弟」はその後の小樽での生活から描かれていて、この作品...
「赤い月」と「兄弟」を読んで、なかにし礼自身や、両親や兄の事をもっと知りたくなって読んでみた作品。 この作品は、なかにし礼の自伝的エッセイで、生い立ちから最近までが描かれている。 「赤い月」は引き上げ船が日本に着いた所まで、「兄弟」はその後の小樽での生活から描かれていて、この作品は、その両方を通した内容になってるが、執筆されたのはこれらの小説が描かれる前。 エッセイだから小説と違ってサラッとしてるし、内容はほぼ上記2作と被っているのだが、小説には描かれていない細かいエピソードや、作者の心象風景なども描かれている。 ここでは、母親はそれほど恋多き女の感じではないし、兄の存在もそれほど酷くは描かれていない。 自身の事を文章に書くのは、これが初めてだったようなので、矢張り描き切れない 自分の中で躊躇するものが有るような印象を受けた。 実際、「赤い月」の後書きにある談話では、本人の中で小説として客観的に描ける程までに消化するまで、随分と長い時間を要したように言っているので、自分の中で抱える想いは、かなり重たいものだったと推察される。 一家の満州での生活や家族の写真などが幾つも掲載されているので、「赤い月」と「兄弟」の読後に見れたのは、感慨深いものがあった。
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